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パナソニック、電解水技術を生かした業務用空間清浄機

~浮遊ウイルスや浮遊菌を99%抑制

業務用空間清浄機「F-JDJ50」

 パナソニック エコソリューションズ社は、電解水技術で生成する次亜塩素酸により除菌と脱臭を行なう業務用空間清浄機「F-JDJ50」を7月10日に発売する。希望小売価格は399,000円。

 病院や介護施設などの医療機関や、学校や幼稚園など人が集まる場所での衛生管理を目的とする。

 食塩水を電気分解することで、次亜塩素酸を含む電解水を生成する空間清浄機。電解水に浸した除菌フィルターに空気を通過させることで、空気の除菌と脱臭を行なう。

電解水技術の構造。電解水を浸したフィルターに空気を通す

 同社が北里環境科学センターに依頼した試験によれば、25平方mの空間では、約8分間で浮遊ウイルスを99%抑制し、約13分間で浮遊菌を99%抑制した。また、同社の実験によれば、25平方mの空間で約60分間稼働させることで、アンモニアと酢酸が約95%減少したという。

 本体サイズは、505×307×710mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約17kg。最大風量は約5立方m/分。適用床面積は6畳~40畳/24平方m~158平方m。運転音は、強運転時で43dB、中運転時で37dB。

 運転時には、水道水と同社指定の塩が必要となる。水タンク容量は、給水タンクが約7.8L、排水タンクが約0.8L。連続運転時間は、強運転時で9.4時間。

伊達 浩二