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ツインズ、果物の種や皮もすり潰してまるごと飲める中速回転のジューサー
(2013/5/14 16:01)
ツインズは、果物の種や皮もすり潰して飲めるジューサー「VegBeat ベジビート UT-VB1500」を5月下旬よりTV通販やカタログ通販、百貨店に限定して発売する。希望小売価格は25,000円。
毎分3,000回転の中速回転で食材を粉砕、撹拌するジューサー。カップ底部に独自のグラインダーを設け、オレンジなどの果物の種や皮を細かくすりつぶせる点が特徴。一般的なスロージューサーでは、こうした皮や種、食物繊維を果汁と分けてしまうことが多いが、ベジビートでは栄養価の高い種や皮も粉砕し、野菜や果物をジュースにして、まるごと摂取できるという。
使い方は、本体にカップをセットして、適当なサイズに切った野菜や果物をカップに投入。フタをして運転ボタンを押すと、ステンレス製の8本の特殊刃が回転し、食材を粉砕する。
粉砕された食材は、さらにカップ底部のグラインダー部分で細かくすり潰され、液体となる。その後、カップ底に付属するハンドル内部のパイプに流れこみ、そのままハンドル上部へと流れ、上から吹き出してカップ内を循環する。
こうして食材を巡回させながら液体化することで、短時間の調理が可能になる。さらに空気を多く含むため、ふんわりとクリーミーに仕上がるという。
実際に、トマトをまるごと使った「トマトスムージー」を試飲してみると、トマトと水しか使っていないのだが、生野菜特有の苦みや臭みが感じられない。のどごしは、濃縮還元ジュースとは違い、さらりとしている。舌触りは滑らかでクリーミーで、種まで細かく粉砕されているようだ。
機能面ではほかに、お湯や氷を投入して、温冷調理にも対応する。温かいスープや、スムージー、ジェラートも作れるという。
後片付けの手間もできるだけ省いたという。本体を洗う際は、カップに水を入れて運転ボタンを押し、水を流せばよい。刃は取り外し可能で、ノズル内部も付属のブラシで手入れできる。
本体サイズは280×208×472mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約5kg。容量は1,500ml。消費電力は200W。操作は運転のON/OFF切り替えのみ。モーターはDCモーター。定格運転時間は3分。電源コードの長さは約1.4m。付属品として88種類のレシピブックと2種類の掃除用ブラシ、ブレードの着脱プレートが同梱される。カラーはパールホワイト。
付属のレシピブックの開発に携わった料理研究家の山崎志保さんは、「食材をカットして投入し、数十秒でできあがるので、時間のない朝にもピッタリ。冷蔵庫の残り野菜の処理にも使える。液体にすると多くの量を摂取できるので、健康的な食生活に繋がる」とアピールした。
栄養のある種や皮まで、まるごと摂取できるのが強み
ツインズは、1999年に創業された開発型ファブレスメーカーで、生活雑貨、家電用品、工具などの輸入販売を行なっている。
ツインズの梶原隆司社長は、近年登場している他社製ジューサーとの違いについて「高速回転のミキサーは、運転中にモーターや本体内部の熱があがってしまうが、ベジビートは、刃の回転速度が毎分3,000回転で、本体が熱を持たず、ビタミンや酵素を損なわない。また、低速で回転するスロージューサーと違って、果汁と食物繊維を分けないので、野菜や果物の栄養をまるごと摂取できる」と説明する。
なおベジビートは、台湾のメーカーが製造している。イギリスでは既に販売されているという。