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三井不動産、豊島区にエネファーム/蓄電池/HEMSを標準装備した戸建て住宅
~オプションで太陽光発電、EVパワーステーションも。照明は“オールLED”
(2013/3/15 16:38)
三井不動産レジデンシャルは、エネファームや蓄電池、などを採用した建売分譲住宅「ファインコート大塚」の着工を開始したと発表した。販売開始は7月下旬、入居は10月下旬を予定している。
ファインコート大塚は、家庭用燃料電池のエネファーム、家庭用のリチウムイオン蓄電池、家庭用エネルギー管理システム「HEMS」を採用した、全21戸の戸建住宅。この3点を全戸に標準装置した分譲住宅は“全国初”という。所在地は東京都豊島区西巣鴨一丁目767-20他。最寄り駅は地下鉄西巣鴨駅、JR大塚駅。
エネファームは東京ガス製で、家庭内で使用する電力の約6割が発電できるという。さらに蓄電池を併用することで、昼間は電気をほとんど使用しない暮らしが実現できるという。貯湯タンクの容量は200L。
蓄電池は京セラ製のリチウムイオン蓄電システムで、容量は7.2kWh。停電時にはあらかじめ設定した特定電源へ電力供給が可能で、リビング照明・冷蔵庫・テレビ・携帯電話の充電が約12時間使用できるという。
HEMSには京セラ製の「ハウスマイルナビィ」を採用。家庭内の消費電力量やエネファームからの電力供給量、蓄電池の充放電状況など、家庭内のエネルギー使用状況を、テレビやパソコン、スマートフォンなどに表示する。
またモデルハウスでは、太陽光発電システムや、電気自動車(EV)のバッテリーを家庭の電気として使用する「EVパワーステーション」も採用。一般棟でもこれらの設備が使用できるよう先行配管を整備するなど、エネファームと太陽光による“ダブル創エネ”、家庭用蓄電池とEVによる“ダブル蓄エネ”のインフラを導入している。
このほか、住宅のすべての照明機器に、LEDを採用している。
これらにより、一般的な住宅と比較して、年間で最大55%のエネルギーが削減できるという。また、太陽光発電や蓄電池により、停電など非常時でもライフラインも確保できるため、災害時などの長期停電時にも継続的な電力使用ができるという。
ファインコート大塚の構造は木造2階建て、または3階建て。敷地面積は76.63~106.74平方m、述床面積は90.85~130.41平方m。間取りは3LDK・4LDK。モデルルーム事前案内会は6月上旬より開催される。