ニュース

東芝、パソコンやタブレットで遠隔操作できるLEDシーリングライトとLEDダウンライト

 東芝ライテックは、宅外からの遠隔操作ができる照明器具「Smart Home Lighting(スマートホームライティング)」シリーズの第一弾として、LEDシーリングライト3機種とLEDダウンライト1機種を、3月15日に発売する。希望小売価格は、LEDシーリングライトが84.800円/89,800円/99,800円(6畳/8畳/12畳向け)、LEDダウンライト「LEDD85001-LT1」が46,800円。

Smart Home Lighting シリーズのLEDシーリングライト。写真は12畳向けの「LEDH82120YLC-LT2」
Smart Home Lighting シリーズのLEDダウンライト「LEDD85001-LT1」

 Smart Home Lightingは、東芝グループの家庭用ITシステム「FEMINITY(フェミニティ)」に接続することで、パソコンやタブレットなどから遠隔操作できる照明シリーズ。リビングに居ながら、子供部屋や廊下などの照明をコントロールしたり、出かける前に一括消灯することで、消し忘れが防止できる。また、宅内の使用電力量が規定値を超えると、自動で調光して節電したり、すべての照明を全灯時の約80%の明るさに押さえて点灯できる「節電おすすめ」機能も備えている。

 LEDシーリングライトは、本体内に無線通信アダプタを内蔵しているため、電気工事は不要。一般的な引掛けシーリングの配線器具に取り付けられる。フェミニティを利用することで、ON/OFFや調光・調色といった付属のリモコンと同じ動作が、パソコンやタブレットなどで操作できる。省エネ機能として、室内が十分に明るい場合は、自動で器具の明るさを抑えて節電する「楽エコ(あかり)センサー」を備えている。

 LEDダウンライトは、ITアクセスポイントやコントローラーなどと有線(10BASE-T Ethernet)で接続するため、新築やリフォームの際に設置する。器具に内蔵したコントローラーを介して、最大8台までの送り接続に対応する。ランプは別売りで、光色や配色は用途に合わせて選択できる。

 12畳向けのLEDシーリングライト「LEDH82120YLC-LT2」の本体サイズは664×140mm(直径×高さ)で、重量は3.5kg。器具光束は5,200lmで、消費電力は63W。固有エネルギー消費効率は82.5lm/W。光源の寿命は40,000時間。

 LEDダウンライトのサイズは138×71mm(直径×埋込深さ)で、取り付けに必要な高さは150mm。重量は0.7kg。口金はGX53。

 なお両製品とも、家庭用エネルギー管理システム(HEMS)を実現するための通信規格「ECHONET Lite(エコーネットライト)」に準拠している。

フェミニティのシステム全体図

正藤 慶一