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東芝、給湯量の目標を設定して省エネに挑戦できるエコキュート
~HEMS連携でスマートフォンからの状態確認も
(2013/2/13 12:16)
東芝キヤリアは、給湯量の目標を設定して、省エネに挑戦できる機能を搭載したエコキュート「東芝エコキュート ESTIA(エスティア) フルオートタイプ」24機種を、6月1日に発売する。価格は現時点では未定。
省エネの“見える化”を重視したエコキュート。ESTIAシリーズでは、タッチキー「光タッチリモコン」で操作し、過去1週間の給湯量と消費電力量、その日の残湯量を数値とグラフで表示するリモコン「ESTIA i(エスティア アイ)」を搭載しているが、今回は新たに「エコチャレンジ」機能を追加した。これは給湯量の目標設定を行なうことで、その目標設定に対して実際の使用状況がどのようになっているかを、キャラクターの表示とコメントで知らせる機能。ゲーム感覚で楽しみながら、省エネに取り組めるという。
保温機能としては、湯温と湯量を監視して、状況に応じた保温運転を自動的に行なう「アシスト保温」機能も搭載した。たとえば入浴して温度が下がり、水位が低下している場合は、設定温度よりも高い温度の湯を足すことで、従来の機種に比べ約3分早く設定の状態に戻すという。また、家族全員の入浴時間が長い場合は、風呂の冷めやすさを感知しながら、自動保温運転のインターバル時間を調節して、無駄な循環運転を軽減する。同社では、快適性と省エネ性が向上するとしている。
清潔面については、除菌・防臭効果があるとされる「銀イオンの湯」を、従来モデルに引き続き採用。今回は新たに洗い流し洗浄の際にも銀イオンの付加が可能となり、風呂の循環配管の除菌効果も得られるという。
このほか、東芝の家庭用エネルギー管理システム(HEMS)である「FEMINITY(フェミニティ)」との連携も可能。スマートフォンやタブレット、パソコンを使うことで、外出先からエコキュートの運転状態や、過去の風呂の使用料や消費電力量などが確認できる。故障時には、対処方法やオンラインでの修理依頼サービスも利用できる。なお、フェミニティへの接続には、HEMSの通信規格「ECHONET Lite(エコーネットライト)」に対応した別売りのアダプタが必要になる。
保証面では、“業界最長”となる5年間の製品保証を採用。脚の厚肉化やダブルナット方式のアンカーボルトで固定するなど、従来モデルよりも強度アップを図っているという。
ハイグレードタイプで、タンク容量370Lの「HWH-FBH373CG」の貯湯ユニットサイズは630×730×1,800mm(幅×奥行き×高さ)。最高使用圧力は340kPa。給湯機能はフルオート。ヒートポンプユニットの本体サイズは820×320×712mm(同)。