アイリスオーヤマ、サーキュレーターと加湿器を組み合わせた「強力ハイブリッド加湿器」

 アイリスオーヤマは、サーキュレーターと加湿器を組み合わせた「強力ハイブリッド加湿器」2製品を発売した。参考価格は、イオン付きの「KHH-800Z」が24,000円、イオンなしの「KHH-800」が20,000円前後。

強力ハイブリッド加湿器 イオン付きの「KHH-800Z」イオンなしの「KHH-800」

 ヒーターで水を温めて除菌し、超音波振動で水を細かくミスト(霧)状にするハイブリッド式の加湿器。本体内にサーキュレーターを搭載することで、発生したミストを遠くに飛ばせる点が特徴となる。1時間当たりの最大加湿能力は750mlで、素早く、部屋のすみずみまでパワフルに加湿できるという。

 また、これまでの超音波式加湿器では、水の粒子が比較的大きく、風の吹出口にミストが停滞し、加湿器周辺の床が濡れる問題があったという。しかし本製品では、吹出口付近に停滞するミストを遠くに飛ばすため、従来の超音波式、超音波式ハイブリッドタイプで見られた「床が濡れる」という不満も解消できるという。

 部屋の湿度を知らせる機能として、3段階の「温湿度ナビ」も備える。温度・湿度が望ましい状態は、緑色の「ほぼ適正」ランプが点灯。温度・湿度が下降すると、黄色の「注意」ランプ、低温・低湿度の状態になると、赤い「低音・低湿度」ランプが点灯する。

 「KHH-800Z」のイオン機能には、村田製作所のイオン発生装置「イオニシモ」を採用。浮遊ウイルスやカビ菌の抑制、花粉・ダニなどの低滅、肌の水分量を整えるなどの効果が見込まれるという。

 このほか、超音波振動子の近くに抗菌銀ユニットを搭載。抗菌成分である銀が水に徐々に溶け出すことで銀イオンを放出し、加湿する水を清潔に保つという。

 両タイプともイオン以外の仕様は共通している。本体サイズは420×220×390mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約5.4kg。消費電力は144/141W(50/60Hz)。適用床面積は最大21畳、運転音は約40dB以下(50Hzの場合)。連続加湿時間は最短で約5時間、最長で約16時間。タンク容量は4L。

超音波式にありがちな「床が濡れる」という現象も回避できるという部屋の温度・湿度の変化を知らせる「温湿度ナビ」部屋に放出する水は、ヒーターで一度加熱され、その後銀イオンで除菌される

村田製作所
http://www.murata.co.jp/
イオニシモ製品情報
http://www.murata.co.jp/products/ionizer/index.html




(正藤 慶一)

2012年10月22日 15:17