スマートフォン用充電器の販売台数、前年から大幅に増加――GfK調べ

GfKの調査では、スマートフォン用の充電器の販売台数が伸びているという(資料写真)

 GfKは、スマートフォンアクセサリーの販売動向を発表。このうち充電器については、2011年より著しく販売台数が増えたという。

 この調査は、スマートフォンケースや液晶保護フィルム、充電器など、家電量販店におけるスマートフォンアクセサリーの販売動向を調べたもの。2012年の4~6月におけるアクセサリー全体の販売数量は、前年同期比で89%増と増加したが、同期間の充電器の販売台数は、同比327%増と、それ以上の大幅な増加となった。

 また、アクセサリー全体における充電器の販売構成比も、前年同期の8%から19%に増加。特に、リチウム電池を使用した充電器の販売数は、同比で10倍超となった。

 GfKでは好調な販売の要因について、スマートフォンはフィーチャーフォンよりも、ブラウジングや動画閲覧の使用頻度が高く、電池の消耗が早いこと、スマートフォンだけでなくタブレット端末やゲーム機にも利用可能なことを挙げている。

 GfKではさらに、充電器の今後の動向についても指摘。高速通信サービスが主要キャリアから出揃い、動画などがより快適に楽しめる環境が広がっているため、従来よりも容量の大きなコンテンツの利用が増え、さらにニーズが高まることが見込まれるとしている。

スマートフォンアクセサリーの種類別販売数量比。オレンジ色のグラフは端末の販売台数





(正藤 慶一)

2012年9月24日 17:01