キングジム、「テプラ」が複数のパソコンで使えるUSBデバイスサーバ

~無線LANでiPhone/iPadにも対応
USBデバイスサーバ RDS10

 キングジムは、同社のラベルライター「テプラ」が複数のパソコンやiOSから印刷できる装置「USBデバイスサーバ RDS10」を、9月7日に発売する。希望小売価格は16,590円。

 同社が発売するラベルライター「テプラ」を複数の機器で使用するためのオプションパーツ。同社ではこれまで、付属のソフトをインストールしたパソコンでラベルが作成できる“パソコンリンク”仕様のテプラを販売していたが、複数のパソコンでネットワーク共有することはできなかった。

 今回発売する「USBデバイスサーバ RDS10」では、パソコンリンク仕様のテプラを複数のパソコンや、iPhone/iPadなどのiOS端末と無線LANおよび有線LAN接続することで、テプラをネットワークで共有し、各端末からラベルが作成できる点が特徴となる。

 使用する際には、テプラ本体とUSBデバイスサーバをUSBで接続する。有線LANの場合は、LANケーブルでパソコンなどの機器に繋げる。無線LANの場合は、無線LANルータに接続してから、パソコンなどの機器、iOS端末に接続する。

 USBデバイスサーバにはUSBポートが2基搭載されており、テプラが最大2台接続できる。異なるテープカートリッジをセットして使い分けたり、1台のテプラとその他のUSB機器との接続も可能となる。

 なお、iOS端末から印刷する際は、専用のアプリ「TEPRA LINK」が必要となる。同アプリは9月上旬より、Apple社のApp Storeにて無料配信される。

 USBデバイスサーバに対応する機種は、パソコンリンクに対応したテプラ全機種。TEPRA LINKのアプリに対応する機種は、「テプラ PRO SR3700P/SR3900P」と「テプラ Grand WR1000」。

 本体サイズは127×72×25mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約105g。有線LANは10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T、無線LANはIEEE802.11 a/b/g/n。対応OSはWindows 7/Vista/XP、Mac OS X 10.7/10.6/10.5。電源となるACアダプタ、セットアップ用CDも同梱される。

無線環境(上)と有線環境(下)での接続例





(正藤 慶一)

2012年8月7日 12:49