家電量販店での価格交渉には他社の販売価格提示が効果的、デビットカード調べ

「家電を安く買う方法としてどのような方法がありますか?」と複数回答形式で聞いたところ、58%の人が「他社の販売価格の提示」と回答した

 日本デビットカード推進協議会は、家電量販店の販売員100人を対象として「家電量販店での賢い買い物術」に関する意識調査を実施した。調査では、家電製品を安く買う効果的な方法として半数以上が「他社の販売価格の提示」を挙げたほか、人当たりが良く高圧的でない人の方が値引きしようと感じる人が多いことが明らかになった。

 「家電を安く買う方法としてどのような方法がありますか」との設問には、「他社の販売価格の提示」が58%で最も多く、次いで、「他の家電とのまとめ買い」(37%)、「在庫処分の品を聞き出して購入」(33%)、「お客さんが少ない日に行き交渉」(22%)、「メーカーの出向社員でなく、販売店の社員に交渉」(18%)、「セール最終日の営業終了時間前での交渉」(12%)、「お店・店員を褒める」(7%)という結果になった。

 また、「どのようなことを入れると値引きをしようと思いますか」との質問には、「明るく、普通に話をしてくれるお客様」「感じの良い交渉をするお客様」などの回答が目立った。そのほか、「購入意思があるお客様」「この店で購入したいという意思表示が見られる方」との回答もあり、購入する意思を見せることも重要なようだ。

家電量販店での支払い方法の割合。現金で支払う人が52%で、それ以外だとクレジットカードが最も多かった

 夏のボーナス時期に伴った質問として「夏のボーナス時期に割引セールを実施しますか」との質問には81%が「する」と回答、「夏のボーナス時期には最新の家電が安く手に入りやすいと思いますか」には77%が「はい」と答えている。

 一方、家電を購入した場合の支払いについて「現金でお支払いされるお客様の割合は?」と聞いたところ、半数以上の52%が現金で支払っていることが判明、現金以外の支払いでは、クレジットカードが最も多かった。多くの家電量販店では、自社でクレジットカードを発行しているが、家電量販店発行のクレジットカードを使っている人は32%に留まった。

 クレジットカードで支払いする金額帯については「10,000円~19,999円
が24%と最も多く、「50,000円以上」が19%で、支払いが1万円以上になるとクレジットカードを使う人が多いことが明らかになった。






(阿部 夏子)

2012年6月22日 14:32