パナソニックのナノイーイオン、ペット臭の脱臭に効果
~実際にペットショップで検証
ナノイー機能を搭載したパナソニックの空気清浄機「F-VXG80/F-VXG70」 |
パナソニックは、同社のイオン技術「ナノイー(nanoe)イオン」が、ペットショップにおけるペットの臭いの脱臭に効果があると発表した。
ナノイーイオンは、空気中の水分に高電圧を加えて生成する微細な帯電微粒子水。同社の空気清浄機やエアコン、扇風機など、多くの家電製品にナノイーイオンの放出機能が搭載されている。
今回は、臭いが常時発生し続けるペットショップでの、ペット臭に対する、ナノイーイオンの脱臭効果が検証された。同社によると、家庭でペットを飼育している人の割合は34.3%で、そのうちおよそ72%が室内で飼育しており、ペットの臭いに対する悩みが顕在化してきている。
実験は、営業中のペットショップ内の、約7畳のゲージ室で実施した。ゲージ室には、平均して犬12頭、猫1頭が常時在室している。この空間臭、および布に付着する臭いに対し、ナノイーイオンを放出する空気清浄機2台を運転させた場合と、運転させなかった場合の、1週間後の臭気濃度を比較した。
ペット臭の臭気濃度は運転前の14.4%に低減。脱臭効率は85.6% |
布へのペット臭の付着は、自然に放置した場合に比べ、臭気濃度は25.7%に抑えた。抑制効率は74.3% |
この結果、空間のペット臭の臭気濃度は運転前の14.4%に低減。脱臭効率は85.6%となった。また、布のペット臭の付着は、自然に放置した場合に比べ、臭気濃度を25.7%に抑え、抑制効率は74.3%となった。パナソニックではこれにより、ナノイーイオンはペットショップの実空間でのペット臭に対して、脱臭効果があるとしている。
なお、検証に協力したのは、愛知県小牧市と岐阜県羽鳥郡岐南町のペットショップ2店舗。臭気分析は、大同大学情報学部 におい・かおり研究センターが担当した。
(小林 樹)
2012年5月9日 15:16
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