東芝、最大約20%節電「ecoモード」搭載の除湿乾燥機
東芝ホームテクノは、「ecoモード」搭載のデシカント式除湿乾燥機「RAD-DP70X」を3月16日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後。
「RAD-DP70X」ホワイト | ブラック |
湿気を含んだ空気を乾燥剤に吸着する除湿するデシカント方式の除湿乾燥機。熱交換器を用いるコンプレッサー方式に比べて、室温の変化に左右されにくいので、冬季など気温が低い季節でも除湿能力が下がらないという。
新製品のRAD-DP70Xでは、「ecoモード」を新たに搭載した点が特徴。ecoモードでは、本体に搭載している温度センサーと湿度センサーの検知により、自動的に除湿運転と送風運転を切り替える。これにより、衣類の乾燥時間は標準時より長くなるものの、消費電力を最大で約20%低減できるという。なお、衣類が乾燥すると自動で運転が停止する機能も備える。
また、東芝独自の「ピコイオン」放出機能も追加した。ピコイオンは、微細な水に包まれた酸化力の強い活性酸素「OHラジカル」のことで、衣類に付着した菌を除菌し、部屋干し時に発生するニオイを低減する効果などがあるという。
そのほか、本体の吸い込み口には、菌・ウイルス・花粉・ダニの死がいなどを捕らえる「エアフィルター」を採用し、清潔性に配慮する。
本体上部の風の吹き出し口「オートルーバー」は、3段階で調節可能。洗濯物が多いときはワイドに送風できる「広角吹き出し(100度)」、デニム素材など厚手の衣類を乾燥させるときは「上方向吹き出し(45度)」、床に置いた靴や玄関マットなどを乾燥させたい時は「下方向吹き出し(20度)」など、状況に応じて調節できる。
ピコイオン放出効果を表したグラフ。運転開始90分後の数値を表している。室内で自然乾燥するよりもずっと、臭気が少なくなっている | 本体上部のオートルーバーは、3段階に調節可能。洗濯物の量などに応じて変更できる |
運転モードは「衣類乾燥」と「除湿」の2つ。除湿設定時には、運転音約29dBの静音モードを選択できる。そのほか、2時間/4時間/8時間から選択できる「切タイマー」機能を搭載する。
本体サイズは340×190×495mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約7kg。1日あたりの除湿能力は衣類乾燥・標準設定時で約7L。除湿可能面積は木造で約9畳、コンクリートで約18畳。タンク容量は約2.5Lで、満水時は自動で運転が停止する。消費電力は572W。本体カラーはブラックとホワイト。
ピコイオン放出機能を省略した「RAD-DP70」も同時発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後。本体カラーはホワイト。
(阿部 夏子)
2012年3月13日 15:19