4~6月の太陽光発電の売電価格は、引き続き1kWh当たり42円

 経済産業省は、太陽光発電の余剰電力買取制度における買取価格について、2012年度4~6月は、2011年度と同様の価格を延長すると発表した。売電価格は、出力10kW未満の住宅用で1kWh当たり42円、非住宅用は1kWh当たり40円で変更はない。

 経産省では価格を継続した理由として、7月1月より新たに再生エネルギーの固定価格買取制度が開始されることで、適用期間が3カ月と短く、新制度との混乱を避けるためとしている。なお今回の価格については、新制度とは直接の関係はないという。

 太陽光発電の余剰電力買取制度は、住宅などに設置された太陽光発電設備で発電した電気のうち、自家消費用を除いて余った電気を、一定の価格で10年間、電気会社が買い取る制度。7月より再生可能エネルギーの固定価格買取制度に移行されるが、現行制度において既に買い取りが行われている太陽光発電設備については、同じ条件で買い取りが継続される。

4~6月の売電価格。2011年度と変更はない





(正藤 慶一)

2012年3月1日 13:26