ホンダ、芝を早く美しくカットする家庭用電動芝刈り機「グラスパ」

グラスパ HRE370

 本田技研工業は、家庭用の電動芝刈り機「グラスパ HRE370」を、2月22日に発売する。希望小売価格は48,300円。

 「グラスパ」は、“芝刈り作業を早く、楽に、美しく”を商品コンセプトとした、家庭用電動芝刈り機の新シリーズ。「グラスパ」という名前には、「圧倒的な刈り取り性能で芝(grass)をスパッ! とカットする」という意味が込められているという。

 カット機構としては、800Wの高出力モーター、ブレード状の刃を回転しながら芝を刈り込む専用設計の「ロータリーブレード」を搭載。また、本体のハウジング(覆い)部分に強風を発生することで、伸びて横倒しになった芝を立たせて、均一の高さでカットする「高吸引力ハウジング」も備える。これらにより、本格的で美しい芝面の仕上がりが実現できるという。

 操作性では、ハンドルをどの位置でも持ちやすいループ形状の「マルチポジショングリップ」とした。また、刈り幅を“業界最大クラス”という366mmとし、さらに、大容量のグラスバッグ(カット後の芝を収納する袋)を装備することで、ひと作業当たりの芝の捨て回数も大幅に軽減するという。

 安全面では、モーターの過熱を防ぐサーマルプロテクターを搭載。枝など硬いものを噛み込んだ際は、モーターの負荷が高まることで発生する熱を感知し、自動停止する。また、本体からの電源のコード落ちを防ぐコードフックも備える。

 HRE370の本体サイズは463×1,105×1,017mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は13kg。消費電力は800W。刈り高さは約18~65mmの範囲で5段階に調節できる。電源はAC100Vで50/60Hzに対応。グラスバッグの容量は35L。

HRE330

 下位モデルとして「HRE330」も同時に発売される。モーターはHRE370と同じだが、刈り幅は327mmで、刈り高さは約25~57mmの範囲で5段階調節、グラスバッグ容量は27Lとなる。希望小売価格は39,900円。

 同社では、グラスパで100平方mの芝刈り作業をした場合の電気料金を約2円としており、優れた経済性と省エネ・省電力性能を実現するとしている。







(正藤 慶一)

2012年2月17日 13:24