中国電力、初のメガソーラー「福山太陽光発電所」が営業運転開始
福山太陽光発電所 |
中国電力は、広島県福山市箕沖(みのおき)町に建設中だった「福山太陽光発電所」が12月1日に営業運転を開始したと発表した。同社としては初のメガソーラー発電所となる。
最大出力は3,000kW。年間発電電力量は約368万kWhの見込みで、一般家庭約1,000世帯の年間使用電力量に相当としている。太陽電池の設置面積は約45,000平方m。約320×140mの敷地に、16,544枚の太陽電池パネルを配置した。発電プラントは一括で東芝が受注している。
発電所の建設にあたっては、環境への配慮が行なわれており、中国電力のCO2削減量は年間で2,100トンに及ぶ。主要変圧器は、絶縁油に通常の鉱物油ではなく菜種油を使用した環境調和型変圧器を採用した。また、PR施設等に、CO2を吸収することでコンクリートを硬化させる性質をもつ特殊な混和材を材料とする、環境配慮型コンクリートを使用している。
福山太陽光発電所は、敷地脇の道路沿いに、駐車場を備えた展望台を設置しており自由に見学できる。
(伊達 浩二)
2011年12月2日 00:00
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