シャープ、タンクから吹出口まで簡単に掃除できるプラズマクラスター加湿器

プラズマクラスター加湿器 HV-A70-W

 シャープは、タンクから吹出し口まで簡単に掃除できる「プラズマクラスター加湿器 HV-A70-W」を発売した。価格はオープンプライス。店頭予想価格は25,000円前後。

 除菌/脱臭効果のあるシャープ独自の「高濃度プラズマクラスター7000」を搭載したハイブリッド式加湿器。

 HV-A70-Wでは、清潔性に配慮して、取り外し可能な吹き出し口を採用するほか、加湿された空気が通る本体の風路も掃除できる構造にしている点が特徴。掃除可能なのは、給水タンク、吹き出し口、本体内部の風路、本体底部のフィルタートレーなどで、給水タンク、フィルタートレーは水洗いに、吹き出し口、風路は拭き掃除に対応する。

 本体に搭載するフィルターは、黒カビやヌメリの発生を抑制する「抗菌・防カビ加湿フィルター」と、「ウイルス抑制エアフィルター」を採用。加湿フィルターの寿命は約8シーズン(約48カ月)で、2週間に1回程度の手入れが必要となる。

給水タンクから、風路、吹き出し口まで全て掃除可能な構造になっている。2種類のフィルターは「抗菌・防カビ加湿フィルター」と、「ウイルス抑制エアフィルター」を採用する

 加湿方法は、水を含んだフィルターに温風を当てて加湿する「加熱式」と、フィルターに常温の風をあてて加湿する「気化式」を組み合わせたハイブリッド式を採用。運転開始時は加湿能力が高い加熱式を使い、湿度が安定してきたら気化式に切り替えて使用することで、効率の良い加湿が可能だとしている。

 運転モードとしては、パワフルに加湿を行なう「強モード」、運転音を抑えた「静音モード」、室温の変化に合わせて湿度を55~65%に自動で調整する「うるおい自動運転」、就寝中の湿度を自動でコントロールする「おやすみモード」、加湿量を抑え、気化式のみで運転する「省エネモード」を備える。

 1時間あたりの加湿量は強運転時で670ml、静音運転時で約185ml。適用床面積は木造和室の場合約11畳、プレハブ洋室の場合約18畳。タンク容量は約4L。

 本体サイズは、385×170×372mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4.4kg。

 下位機種として、1時間あたりの加湿量が500mlの「HV-A50-W」と、1時間当たりの加湿量が265ml/290ml(50/60Hz)の「HV-A30-W」を同時発売した。価格はオープンプライス。店頭予想価格はHV-A50-Wが21,000円前後、HV-A30-Wが17,000円前後。いずれの機種も「高濃度プラズマクラスター7000」ユニットを搭載する。

HV-A50-WHV-A30-W





(阿部 夏子)

2011年9月14日 12:18