富士通ゼネラル、消費電力を25%抑える「エコ運転」搭載の脱臭機

 富士通ゼネラルは、消費電力を25%抑える「エコ運転」搭載の加湿機能付き脱臭機「PLAZION DAS-303A」を8月21日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は45,000円前後。

「PLAZION DAS-303A」ピンクホワイト

 独自の「トリプル脱臭」構造を搭載した加湿機能付き脱臭機。トリプル脱臭とは、本体に吸い込んだタバコやペット臭といった高濃度臭気を、本体内蔵の「金属酸化触媒ハニカムフィルター」で分解、ハニカムフィルターで弱められたニオイは、「UVデオドラントユニット」でUVランプが生成するオゾンによって酸化分解される。さらに、UVデオドラントユニットで生成された低濃度のオゾンを部屋に放出することで、カーテンやカーペット、家具などに染みついたニオイを直接分解するという。

トリプル脱臭の機構。内部でフィルターとオゾンによる脱臭を行なうだけでなく、オゾンを放出することで、室内に付着したニオイも取り除くことができるという

 新モデルでは、自動運転より約25%省エネしながら運転する「エコ運転」モードを新たに搭載した。全ての表示ランプの光を減らすほか、風量を自動運転より抑えることで、節電する。ニオイがそれほど強くない時や外出時に最適だという。

 加湿機能では「気化式」を引き続き採用。水車で水を汲み上げて加湿フィルターに水を浸透させる“水車給水構造”のため、フィルターが水に浸からず、また脱臭時に使用するオゾンを加湿フィルターに吹きかけることで、内部構造を清潔に保てるという。

 DAS-303Aでは、加湿能力が約16%向上した「気化式パワフル加湿機能」を新たに追加した。1時間当たりの加湿能力は約500mlで、室温が22℃以下の場合、湿度60%を目指して自動で運転を制御する機能も備える。冬季に暖房と併用して体感温度を上げることで、節電対策にもつながるという。加湿の適用床面積は12畳まで(プレハブ洋室の場合)。

 また、金属酸化触媒ハニカムフィルターは、約24時間に1回、本体内のヒーターユニットにより加熱され、脱臭性能が自動的に再生する「脱臭フィルターオートクリーン」仕様になっている。これにより、10年間フィルターの交換や掃除をしなくても、90%以上の性能を維持することができるという。

 本体サイズは290×270×448mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は7.4kg。最大消費電力は50W(脱臭フィルターオートクリーン使用時)、弱運転時の消費電力は8W。脱臭機能の適用床面積は20畳まで。本体カラーはホワイトとピンク。





(阿部 夏子)

2011年8月11日 18:06