コニカミノルタ、“世界最高レベル”の発光効率を謳う有機EL照明パネル

有機EL照明パネル

 コニカミノルタは、“世界最高レベル”を謳う有機EL照明パネルの生産を2011年秋から始めると発表した。

 有機EL照明パネルは、軽く薄い、面発光ができる光源。エネルギー利用効率の高さや発熱の少なさに加え、蛍光灯のように水銀を使用していない点や、紫外線を含まないことなどから、環境や人に優しい技術としている。

 秋から生産する有機EL照明は、消費電力1W当たりの発光効率は45lmで、高い発光効率を備えている点が特徴。独自の有機材料と層構成を活用したという。

 色温度は2,800K。輝度は一平方メートルあたり1,000cd。輝度が50%に減退するまでにかかる時間は8,000時間となっている。

 パネル1枚当たりのサイズは74×74×1.9mm(幅×奥行き×高さ)。なお、本パネルの生産はドイツのPhilips Technologie GmbH社に委託する。

 同社では、有機EL照明の開発、商品化に今後も力を入れていくとしている。






(小林 樹)

2011年7月13日 13:20