タニタ、ミスユニバース候補者の体調管理をサポート

~新型業務用体組成計「MC-980A」を活用
カロリズムを手にしたファイナリスト達と、MC-980A

 タニタは、ミス・ユニバース世界大会日本代表のファイナリスト15名に対し、新製品の業務用体組成計「MC-980A」などで科学的な体調管理のサポートを行なうと発表した。

 MC-980Aは、体幹部、左右の腕と脚といった部位別の体組成を計測し、筋肉量の左右のバランスをチェックする業務用体組成計のフラッグシップモデル。7月より受注を開始する。希望小売価格は210万円。

 Windows XPを基本ソフトとして搭載し、計測したさまざまな生体情報を数値やグラフで表示する。USBポート3つとLANポート1つが付属しており、プリンターに出力することもできる。従来モデルよりも精度の高い計測を行なうため、計測は4周波数から6周波数に増加。計測時間は約60秒から約40秒へと早くなり、操作表示パネルは3.5インチから10.4インチのタッチパネルへ大型化されている。

 さらに、一般人とアスリートを自動的に判別して計測する機能を追加。独自の指標「アスリート指数」も導入し、測定者の体内構成がどれだけアスリートに近いのか数値化して表示する。

 計測記録は3,000人分、1人あたり100回分記録できる。カラーはプレミアムゴールドメタリックと、ホワイト&ネイビーの2色。フィットネスクラブや医療施設などの用途を想定している。

業務用体組成計「MC-980A」表示パネルは大型のタッチ式
本体正面本体側面本体背面

 ファイナリストの体調管理のサポートは、6月9日から始まる8日間の合宿トレーニング「ビューティーキャンプ」から行なう。MC-980Aのほか、消費エネルギーがグラフで表示される活動量計「カロリズムレディ」、体組成計「インナースキャン BC-503」と、BC-503で計測したデータを転送する「レシーバー MY001」などの機器を併用して、日々の健康管理を確認する。

 合宿を経て、6月17日に選出される1名の日本代表には、2011年9月開催の世界大会までの約3カ月間、同社の健康管理のWebサービス「からだカルテ」などを利用して、食事や運動、休養など、コンディションづくりのアドバイスを行なっていくという。

先日発売されたばかりのカロリズムレディ体調管理に使用される機器測定結果の記録表やアドバイスレポートなども併用し、きめの細かいサポートを行なっていくという

 会場には、ミス・ユニバース世界大会日本代表のファイナリストのうち9名が登場。ミス・ユニバース・ジャパンとは、世界標準での女性の内面や外見のトータルな美しさを競うコンテスト。ミス・ユニバース・ジャパンを運営するアイビージージャパンの代表取締役社長谷本龍哉氏によると、「日本代表として選ばれるには、知性、感性、人間性、内面、自信の5つを兼ね 備えていることが条件。長期間にわたる厳しいトレーニング生活の中で、どれだけ自分を磨き、成長できたかというところも、選考の上で重視される」という。

アイビージージャパンの代表取締役社長谷本龍哉氏ミスユニバース世界大会日本代表のファイナリストのうち9名が登場

 ファイナリストのうち、東京都出身の神山まりあさんは、「もともと健康美を目指していましたが、体脂肪率は標準よりも少し高いものでした。今日は 12月のファイナリスト選考時より5%減っていたので、トレーニングの結果がわかり、嬉しかったです。これからより理想の女性に近づくために、明確になった数字と共に、目標を持って合宿に望みたいです」と、期待を語った。

東京都出身の神山まりあさん数値化された測定結果から、トレーニングの結果が目に見えてわかったという

 また、同じく東京都出身の安田香織さんは、「右腕、左腕、体幹部と細かく分けて測定されるので、自分には上半身の筋肉が足りないことがわかりました。今回測定された数値を元にトレーニングも変え、心と身体の健康を目指していきたい」と話していた。

 ファイナリストたちはそれぞれ、今回の測定結果を合宿で活かしたいと話した上で、ミス・ユニバース日本代表への意気込みを語っていた。

東京都出身の安田香織さん心と体のバランスも大切にしたい、と話すそれぞれに今回の測定結果を合宿に活かしたいと抱負を語っていた





(小林 樹)

2011年6月8日 17:58