日立、消費電力を約80%削減する施設・店舗向けE11口金LED電球

LED電球 ハロゲン電球型 LDR7L-N-E11

 日立アプライアンスは、ハロゲン電球との交換で消費電力を約80%削減するE11口金のLED電球「LED電球 ハロゲン電球型 LDR7L-N-E11」を、4月18日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6千円前後。

 施設や店舗のスポット照明に広く使用されているハロゲン電球との置き換えを狙った、E11口金用のLED電球。消費電力が7Wと少ない点が特徴で、ハロゲン電球と交換することで消費電力を約80%削減できるという(同社ハロゲン電球との比較)。また、高効率レンズの採用と配向角の適正化を行なったことで、最大光度は3,000cd(カンデラ)となり、40W形ハロゲン電球とほぼ同等の明るさを実現しているという。

 寿命はハロゲン電球の約13倍となる40,000時間。長寿命を実現した要因としては、アルミ筐体と放熱塗料の採用で、LED素子から発する熱を効率よく分散できる点、また点灯回路を小型化することで、放熱部分の面積が広くなった点があるという。

ハロゲン電球との仕様比較
電気代の比較(40,000時間使用した場合)。LED電球なら、24,112円安くなるという寿命はハロゲン電球の約13倍となる40,000時間

 光については、同社独自のレンズ設計でLED特有の直線的な光を制御し、ハロゲン電球のような自然な配光に近づけて、明るさとムラの少ない照射光を両立しているという。また、横方向に光を放つリング状の独自構造を採用することで、ハロゲン電球となるランプ側面の明るさ感を作り、ランプ全体を美しく輝かせる演出が可能という。

 本体サイズは50×81mm(外径×高さ)で、重量は83g。配向角は狭角12度。全光束は360lm。平均演色評価数はRa80。定格寿命は40,000時間。

 なお同社では、用途に応じて電球が選べるよう、配向角が中角/広角のLED電球も順次発売していくという。

ハロゲン電球との配光比較横方向に光を放つ独自の構造を採用している




(正藤 慶一)

2011年4月14日 13:20