家電エコポイントで被災地への寄付が可能に

「エコポイント対象商品」のマーク

 政府は、家電エコポイントの交換対象として、「東北地方太平洋沖地震の被災地支援寄附(義援金)」を新たに追加することを発表した。申請受付は、本日3月29日より開始する。

 家電エコポイント制度とは、省エネ性の高い家電の購入者に対し、「エコポイント」を付与するもの。付与されたエコポイントは様々な商品やサービスと交換できる。付与の対象となる製品は、エアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビのうち、統一省エネラベルが☆5つ以上の製品となっている。

 今回、寄付に交換されたポイントは、ポイント分相当額(1点=1円換算)を、グリーン家電エコポイント事務局から日本赤十字社に、義援金として全額寄附される。日本赤十字社へ寄附された義援金は、全額が義援金配分委員会(都道府県、日本赤十字社等から構成される委員会)に送金され、その後、同委員会で立てられた配分計画に基づいて被災地域へ届けられるという。

 ポイントの交換は、100点単位、または残りポイントすべて。受付の締切日は、日本赤十字社の義援金取扱期間が9月30日までであることを踏まえて、決定するという。

 なお、地震災害におけるボランティア・NPO活動支援に対する寄附の実施についても現在検討中であり、近日中にグリーン家電エコポイント事務局のホームページ上で公開するとしている。





(小林 樹)

2011年3月29日 17:53