シャープ、コンパクトになったデジタルフォトフレーム付きインテリアホン
シャープは、デジタルフォトフレーム機能などがついたインテリアホン「JD-4C1CL/CW」を4月中旬より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は子機一台タイプの「JD-4C1CL」が2万円前後、子機2台タイプの「JD-4C1CW」が28,000円前後。
「JD-4C1CW」ホワイト | 「JD-4C1CL」レッド | ブラウン |
デジタルフォトフレームとしても使えるタッチパネル搭載の電話機。同社では、昨年9月にFAX機能付きインテリアホン「JD-7C1CL/CW」を発売しているが、JD-4C1シリーズは、JD-7C1シリーズに比べ液晶サイズが小さく、FAX機能なども省略されている。
同社によると、昨年発売したJD-7C1シリーズは“固定電話機をリビングのインテリアの1つに位置づけ、従来の無機質な固定電話機とは一線を画す電話機に見えないデザイン”が注目を浴び、FAX電話機の従来の主要購買層である50代以上よりも若い、20代後半から40代までに人気を集めたという。また、従来は買い替え需要が主流だったが、JD-7C1シリーズでは“欲しいから買う”というケースが多かったという。
シャープが昨年9月に発売したFAX機能付きインテリアホンJD-7C1CLシリーズ | JD-7C1シリーズの購買者層は、従来のFAX電話購入者に比べると若かったという | 購入動機も買い替えより、製品に魅力を感じて購入したという人が多かった |
JD-7C1シリーズと、JD-4C1シリーズを並べたところ |
JD-4C1シリーズでは、従来の基本コンセプトはそのままに、新生活やギフト用としても購入できるように、本体サイズを小さくし、機能も絞った。価格もJD-7C1シリーズに比べると約1万円前後(製品発売時)安くなっている。
機能面では、FAX機能を省略したほか、迷惑電話対策の機能も省略。本体サイズを小さくするため写真を表示する液晶画面も従来の7インチから4.3インチにした。内蔵メモリー容量は従来の128MBから約半分の64MBとなっている。対応メモリーカードはSD/SDHC/メモリースティック/メモリースティックProの4種類。
あらかじめ登録した相手の写真を触るだけで発信できる「フォト電話帳」、着信時相手の写真が表示される「フォト着信」などの機能はJD-7C1シリーズより継承されている。
JD-4C1シリーズ独自の機能としては、キッチンタイマー、カウントダウン、アラーム機能を新たに追加。カウントダウン機能は、誕生日や記念日などをあらかじめ本体に登録しておくことで、残り日数を画面に表示する機能。操作はいずれも液晶画面のタッチパネルで行なえる。
操作は全てタッチパネルで行なえる | JD-4C1シリーズ独自の機能であるキッチンタイマー機能を表示しているところ | 誕生日や記念日などをあらかじめ本体に登録しておくことで、残り日数を画面に表示するカウントダウン機能も追加された |
本体デザインも変更した。従来モデルでは画面と子機が別のデザインを採用していたが、一見すると電話機に見えないデザインに違和感を感じる人が多かったとして、今回はコードレス電話の充電器を液晶画面と一体とした。本体カラーは従来のホワイトとブラックから、ホワイト、レッド、ダークブラウンの3色を用意。特にダークブラウンについては「リビングのインテリアに馴染みやすい色として、黒に近い深みのある色を採用した」(デザイン担当者)という。
本体背面 | 側面部分。横から見たときにコードレス電話が盛り上がって見えないようにデザインされている | 付属のコードレス電話機 |
本体サイズは225×87×168mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約380g。コードレス電話のサイズは48×16×162mm(同)で、重量は約112g。消費電力は最大4Wで、待機時は約2.1W。コードレス電話の充電時間は約10時間で、連続使用時間は通話時で約5時間、待ち受け時で約150時間。
(阿部 夏子)
2010年2月18日 13:48