パナソニック、新形状のかけ面で効率良く使えるコードレスアイロン


 パナソニックは、新形状のかけ面で素早くアイロンがけできるコードレスアイロン「CaRuRu(カルル) NI-WL600」を、2月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は17,000円前後。
CaRuRu(カルル) NI-WL600 シルバーピンク

 コードレスタイプのアイロンで、かけ面に「ダブルヘッドベース」という形状を採用し、アイロンがけの効率を向上した点が特徴。通常のアイロンでは、布が引っかかりにくいよう、かけ面の前方一方だけを尖らせているが、このダブルヘッドベースでは、前方、後方とも対称に尖らせた、葉っぱのようなデザインとなっている。これにより、かけ面の面積が従来より広くなったため、背中など広い部分にも効率的にアイロンがけができるという。

 また、アイロンを方向転換したり持ち替える手間もなくなるため、どの方向にもアイロンがけがしやすくなった。ワイシャツ1枚当たりのアイロンがけ時間は、従来モデル「NI-CL506」よりも約1分早い3分52秒で済むという。

 同社では、ダブルヘッドベースの形状を“業界初”としている。アイロンのかけ面の形状を変更したのは1927年以来、83年ぶりだという。

先端部の形状を前後対称とした「ダブルヘッドベース」を、業界で初めて採用した従来モデル「NI-CL506」(写真左)との比較。本体サイズはあまり変わらないが、かけ面の面積が広くなっている

ダブルヘッドベースにより、どの方向にもアイロンがけがしやすいという

パナソニックの従来製品との比較では、Yシャツの場合約1分の時間短縮につながったという

 本体ではこのほか、掛け面の両端が見える「ダブルヘッドデザイン」、かけ面を1mmだけ膨らませることで、布の抵抗を抑える「ラウンドベース」、ハンドルを握る位置がアイロン本体の重心と同じ位置の「センター重心設計」といった仕様を採用。これらにより、どの方向にアイロンがけする場合でも手元が見やすく、“手のひら感覚”でスムーズに動かせるという。

 スチーム機能では、従来モデルよりも約1.8倍広範囲に噴霧できる「全面スチーム」を採用。ハンガーに衣類を吊るしたままでスチームを噴霧する「ハンガーショット」機能も搭載する。

 このほか、アイロンをスタンドに置いている際に、かけ面に手が触れにくい「セーフティ形状スタンド」、かけ面が熱くなると滑りが約2倍軽くなる「ミラーマジ軽ベース」、頑固なシワに効く「マイクロスプレー」機能も備えている。安全機能としては、電源を自動で切るオートオフ機能も用意されている。

使いやすさ向上のため、「ダブルヘッドデザイン」「センター重心設計」「ラウンドスペース」を採用
スチームが噴霧する範囲も、1.8倍に広くなった(左)。衣類を吊るしたままシワを伸ばす「ハンガーショット」機能も搭載(右)

 下位機種として、「ミラーマジ軽ベース」と「マイクロスプレー」機能を省いた「NI-WL500」も、コード付きタイプとして「NI-W550」「NI-W450」も、同時に発売する。ラインナップの詳細は以下の表の通り。

品番コンパクト・コードレスタイプコード付タイプ
NI-WL600NI-WL500NI-W550NI-W450
ダブルヘッドベース
アイロンかけ面ミラーマジ軽ベースシルバーチタンコートセラミックコートシルバーチタンコート
かけ面の面積約160平方m約220平方m
消費電力1,200W1,400W
注水量約120ml約200ml
本体サイズ220×100×130mm
(幅×奥行き×高さ)
270×120×150mm
(幅×奥行き×高さ)
カラーシルバー
ピンク
ブルー
ピンク
シルバーホワイト
店頭予想価格17,000円前後12,000円前後13,000円前後10,000円前後




(正藤 慶一)

2010年1月12日 17:02