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家電製品ミニレビュー
ナショナル「自動アイロン NI-A55」

~軽くてシンプル、レトロな雰囲気のドライアイロン
Reported by 西村 敦子

アイロンが重くて疲れるという人にイチオシ

ナショナル「自動アイロン NI-A55
 テレビや雑誌のアンケートで、嫌いな家事・第1位の常連となっているのが「アイロンかけ」。かくゆう私も、忙しいとアイロンかけする余裕はまったくなくなり、ついついクリーニングに出してしまったり、「アイロンをかければ着れる」服が山積みになってしまいます。

 アイロンかけが苦痛な原因は、作業に場所を取るために準備が面倒だったり、慣れないと非常に時間がかかることなどいくつかありますが、そのひとつにアイロン自体の「重さ」もあります。

 これまでアイロンのレビューをいくつかしてきましたが、最近売れ筋のスチームアイロンはかなり大型化しています。このタイプは本体が重いため、上から力をかけずに、すべらすだけでいい点が魅力。シーツなどの大きなものをアイロンかけしているときには、この重量があるタイプが便利なのですが、手芸などで小物にアイロンかけをするときには、便利なはずの重量があだになり、持ち上げて置き、ちょっとかけて持ち上げて……という一連の作業が、結構な重労働になってしまいます。

 最近のアイロンは重くて疲れる……という方を含め、軽いアイロンを探している方には、スチーム機能のないドライアイロンがおすすめ。スチームアイロンを持ってはいても、スチーム機能を使わずに霧吹きとドライアイロンでアイロンかけしているという方も案外多いもの。であれば、重いスチームアイロンを使う理由はありません。今回のナショナル「自動アイロン NI-A55」は、まさにそんな用途にぴったりの軽くて扱いやすいアイロンです。

メーカーナショナル
型番NI-A55
希望小売価格5,250円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格4,199円


黒の持ち手とシルバーのボディのシンプルなデザイン
クラシックな「アイロンらしい」形
箱も超シンプルですが、イラストはカントリー調の雰囲気

 ちなみに製品購入時点ではナショナルブランドの製品でしたが、現在ではパナソニックブランドで同じ製品が出ています。型番は「NI-66」に変わっていますが、機能的に大きな変更点はありません。


レトロデザインで3,000~4,000円台の買いやすさ

 「自動アイロン NI-A55」は、シンプルなドライアイロンです。重さが約800gと軽量で、スチーム式の大型アイロンに慣れた人には、拍子抜けするほど軽く感じます。

 黒の持ち手とシルバーのボディのシンプルなデザインで、かけ面はフッ素コートされたマット感のあるもの。スチームアイロンではないので見慣れたスチーム穴はなく、フラットなかけ面。洋裁などのプロが使いそうな雰囲気があります。


横から見たところ
取っ手の部分がかなりとがっているのがわかります
本体は軽いが、立てても安定しています

かけ面はテフロン加工。スチーム用の穴はありません 先の角度もシャープで使いやすいです

 デザイン自体は昭和30年代の雰囲気を感じるほどレトロなものなのですが、今見ると逆にかっこよく見えるほどで、デザインのシンプルさが一種のデザイン家電のようでもあります。操作も低・中・高の温度をセットするダイアルがあるだけ。説明書を見なくても迷いようがありません。


操作はこの温度設定ダイヤルのみです
スタンド部には繊維の種類と設定温度の一覧表があります

 スチームアイロンと比べると値段も手頃で、単に安くて単機能なアイロンとして見ることもできますが、実際にしばらく使ってみると利点も多くあることに気がつきました。


軽さ、立ち上がりの速さ、コンパクトさが魅力

 このアイロンの利点のひとつは、前述のとおりその軽さ。立てて置くときの動作が、ほとんど重さを感じずにラクに行なえるので、パッチワークや人形などの手芸で、こまごまと作業をするときにとくに便利です。


コードの根元は角度が変えられます
置く時もかける時も邪魔にならなりません

本体が約800gと軽いので、持ち上げるのもラクラク
アイロンがけには霧吹きがほぼ必須。先にしわにスプレーします
十分湿ったらそこにドライアイロンします

先端のとがった部分で細かい部分もかけやすい
化学繊維も特に問題なく普通に使えます

 もうひとつの利点は、すぐに使えること。立ち上がりがとても速く、「低」で約30秒、「中」で約55秒、「高」で約1分15秒と使用開始までの時間がとても短いので、使いたいときにサッと使えます。

 最後がデザイン。シンプルでコンパクトなので、棚などに置いておいても圧迫感がありませんし、場所もとりません。アンティークやカントリー調のインテリアにぴったりきそうです。


広い面には不向き。普段の洋服のアイロンかけには十分

 スチームアイロンは、霧吹きがいらず、パワフルで便利なのですが、実はスチーム機能よりも霧吹きとドライアイロンで仕上げたほうがぱりっと仕上がります。シワがすっきり、ぱりっとした仕上がりが好きな人は、スチームアイロンを持っていてもスチーム機能を使わない人も多いようです。そんな方には実はこの単機能なドライアイロンで十分なんだなと気づかされました。

 ただし、本体自体に重さがないので、頑固なシワなどは上から押さえる際に力をかける必要があります。また、シャツや洋服などに通常使っている分にはそれほど広い面はないのですが、シーツなど広い面のあるものに一気にかける際には少々面倒です。


凹み部分に親指を置くと力が入りやすくなりました
本体の重さが軽いので、ひどいシワには上からある程度押してやる必要があります

 また、ハンガーにかけたままスチームでシワ伸ばしができるスチーマー機能はもちろんありません。スーツやパンツにこの機能をよく使うという人にはおすすめできません。


アイロンかけが嫌いな人に使ってみてほしいアイテム

 最初見たときは、いまさら何でこんな単機能のアイロンが必要なのかさっぱりわからなかったのですが、見ていくとなるほどと思わされることも多数。実際に使ってみると、ドライアイロンならではの使いやすさに目からウロコでした。「自動アイロン NI-A55」は、アイロンかけが嫌いという人にも案外おすすめできる、知る人ぞ知る秀逸な製品ではないかと思います。





URL
  パナソニック
  http://panasonic.co.jp/
  製品情報
  http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=NI-A55

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2009/02/18 00:00

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