タイガー、5層コーティングで香ばしいごはんが炊ける4代目「土鍋釜」


「炊きたて 土鍋釜・黒 JKL-G型」をはじめとする、「土鍋釜」シリーズのラインナップ
 タイガー魔法瓶は、内釜の5層のコーディングでごはんの旨味を引き出すIH式炊飯器「炊きたて 土鍋釜・黒 JKL-G型」を発売した。希望小売価格は、5.5合炊きの「JKL-G100」が105,000円、8合炊きの「JKL-G150」が107,100円。

 「土鍋釜」は、内釜に「土鍋釜・黒」という土鍋を採用した、同社の最高級クラスに当たる炊飯器シリーズ。4代目となるJKL-G型では、土鍋釜の内側に、火力と蓄熱性を高める「表面5層コート」を施した点が特徴。同社従来品に搭載されている金属製の釜と比べると、炊飯時の沸騰が約5倍持続するため、米の一粒一粒に熱が伝わり、より米の旨味を引き出した、香ばしいごはんが炊けるという。

5層のコーティングの断面イメージ図5層のコーティングを施すことで、沸騰を持続。米の一粒一粒に熱が伝えて、香ばしいごはんが炊けるという

 前年モデルの「JKL-A型」からは、炊飯時の温度変化を細かく検知する「極(きわみ)センサー」を引き続き搭載。釜の内部や底面、炊飯器周囲の温度を検知し、IHによる加熱をコントロールすることで、よりおいしくふっくらと炊きあげられるという。

 このほか、内釜に土鍋素材をコーティングし、ヒーターと蓄熱による加熱ができる「遠赤土鍋コーティング内ぶた」、蒸気孔から余計な水分を排出し、ごはんのふっくら感とハリを増す「かまど調圧」も採用。おこげも作れる4段階の火加減調節機能や、雑穀米や玄米などの炊き分けメニューも備えている。

 操作パネルでは、ホワイトバックライトのフルドット液晶を搭載。また、音声ガイドや、押したキーを読み上げるコールバック機能も備えている。さらに、炊飯開始までの吸水時間を10~60分で選べる「予約吸水タイマー」、釜のニオイを取る「洗浄モード」も備えている。

火加減は4段階に調節可能。おこげも作れる操作パネルには、ホワイトバックライトのフルドット液晶を採用

 下位機種として、内釜に「土鍋釜・赤」を採用した「炊きたて 土鍋釜・赤 JKL-H100/H150」2機種と、3合炊きのコンパクトな「炊きたてミニ 土鍋釜・黒 JKM-A550」を発売する。なお、土鍋釜・赤は赤味がかった土鍋で、土鍋釜・黒の方が釉薬を使用している分、蓄熱効果が高いという。また、土鍋釜・黒にはフタが付属するが、土鍋釜・赤では省かれている。

 希望小売価格は、5.5合炊きの「JKL-H100」が84,000円、8合炊きの「JKL-H150」が86,100円。JKM-A550が73,500円。ラインナップの詳細は以下の表の通り。

品名炊きたて
土鍋釜・黒
炊きたて
土鍋釜・赤
炊きたてミニ
土鍋釜・黒
品番JKL-G100JKL-G150JKL-H100JKL-H150JKM-A550
炊飯容量5.5合8合5.5合8合3合
内釜土鍋釜・黒土鍋釜・赤土鍋釜・黒
極センサー-
かまど調圧-
フルドット液晶-
遠赤土鍋コーティング内蓋-
最大消費電力1,180W1,275W1,180W1,275W743W
年間消費電力量97.2kWh152.9kWh96.8kWh153.3kWh55.8kWh
本体サイズ
(幅×奥行き×高さ)
278×395×209
mm
311×422×237
mm
278×395×209
mm
311×422×237
mm
232×325×190
mm
希望小売価格105,000円107,100円84,000円86,100円73,500円
発売日発売済み9月21日




(正藤 慶一)

2009年9月4日 16:33