東芝、“ピコイオン”搭載の加湿器
東芝は、“ピコイオン”搭載のハイブリッド式加湿器「KA-J80DX」と、スチームファン式加湿器「KA-J35DX」を9月16日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。希望小売価格はKA-J80DXが23,000円前後、KA-J35DXが15,000円前後。
ハイブリッド式加湿器「KA-J80DX」 | スチームファン式加湿器「KA-J35DX」 |
ウイルス抑制効果のある「ピコイオン」放出機能を搭載した加湿器。ピコイオンはウイルス抑制効果のあるOHラジカルを水で包んだイオンで、空気中に浮遊するウイルスや菌の抑制効果があるほか、脱臭効果、アレル物質の抑制効果があるという。ピコイオンは給水した水からイオンを生成する方法を採用しているため、室内の温度や湿度に左右されにくく、安定したイオン生成ができる点が特徴。
ピコイオン生成イメージ | ピコイオン生成ユニット |
加湿方式は、KA-J80DXでは、水を含んだフィルターに温風を通して加湿する温風気化式と、温風を使用しない気化式の2種類の加湿方式を搭載したハイブリッド式、KA-J35DXは、加熱により水を蒸気にしてファンで送り出すスチームファン式をそれぞれ採用する。
また、ハイブリッド式加湿器「KA-J80DX」にのみ、抗酸化素材「プラチナ・ナノコロイド」も放出する。プラチナ・ナノコロイドは、老化やガン、生活習慣病の原因とされる活性酸素を除去する抗酸化素材として、化粧品やサプリメントに配合されている。
本体には、湿度と温度2種類のセンサーを搭載。室温に合わせて、あらかじめ設定しておいた3段階の湿度に自動でコントロールするため、エアコンなどの暖房と併用する際も、快適な湿度を保てるとする。設定できる湿度は60%・55%・50%の3つ。
フィルターには表と裏を入れ替えて使用できる「抗菌・防かびロータリーフィルター」を採用する。分解して水洗いなどに対応する約24カ月使うことができる。また、給水タンクやタンクのキャップ、加湿トレイには水のぬめりや菌の繁殖を抑える抗菌加工を施す。
そのほか、ハイブリッド式加湿器、KA-J80DXでは、長時間の連続運転が可能な大容量タンクを搭載する。容量は4Lで、1回の給水で約11時間20分の連続運転ができる。
下位機種としてプラチナ・ナノコロイド機能を省略した「KA-J60DX」と、ピコイオン放出機能を省略した「KA-J35S」を同時発売する。製品の詳細は以下の表の通り。
ハイブリッド式加湿器「KA-J60DX」 | スチームファン式加湿器「KA-J35S」 |
品番 | 定格加湿能力 | 適用床面積(洋室) | 本体サイズ | 重量 | 加湿方式 | 消費電力 | 希望小売価格 | 店頭予想価格 |
KA-J80DX | 760ml/h | 21畳 | 402×212×367mm(幅×奥行き×高さ) | 5.6kg | ハイブリッド式 | 385W | オープンプライス | 23,000円前後 |
KA-J60DX | 580ml/h | 16畳 | 270W | 20,000円前後 | ||||
KA-J35DX | 350ml/h | 10畳 | 264×257×282mm(同) | 4.3kg | スチームファン式 | 320W | 15,000円前後 | |
KA-J35S | 3.3kg | 10,000円前後 |
(阿部 夏子)
2009年8月24日 17:17