日立、洗濯板効果で洗浄力がアップした縦型洗濯乾燥機

ビートウォッシュ BW-D9KV

 日立アプライアンスは、洗浄力がアップした縦型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ BW-D9KV」を6月20日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は21万円前後。

 洗濯容量9kg、乾燥容量6kgの縦型洗濯乾燥機で、同社のラインナップで最上位機種に当たる製品。

 BW-D9KVでは、洗濯槽底部のパルセーターを改良して従来より洗浄能力が向上している。BW-D9KVに搭載されているパルセーターでは、洗濯板で衣類を洗濯する時のような、押す、たたく、揉み洗う洗浄方法を再現するために、凹凸や角度を設けているのが特徴。まず、衣類を揉み洗う、たたくように動かすために底部に半球状の凹凸を複数設け、更に衣類をスライドさせるように動かすために波形のような角度を設け、さらに表面にラインを入れた。同社ではこれら3つの形状を総称して、「トリプルビートウィング」としている。

新開発のトリプルビートウィング

 また、洗浄方法では、本体上部から濃度の濃い洗浄液をシャワー状に散布し、衣類にまんべんなく洗浄液を浸透させる「ワイドシャワー」機能を搭載する。

節水循環ポンプは洗濯槽の下部分に搭載されている

 更に、節水能力も向上した。ビートウォッシュシリーズでは、洗濯槽内部の水を循環させるために水を洗濯槽の下から上に引き上げる節水循環ポンプを搭載する。BW-D9KVでは更に能力を向上させ、洗濯9kg時の標準使用水量が従来の75Lから74Lに削減した。なお、衣類6kgの洗濯~乾燥までの使用水量は約97L。

 また従来機種からは、除菌ユニットを搭載した風呂水ポンプを継承している。2回のすすぎ工程で使用する水に風呂水を利用することで、1回の使用水量は15Lに抑えることができる。

 本体サイズは、650×645×1,040mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約63kg。洗濯時の消費電力は530W、乾燥時は1,380W。消費電力量は洗濯時で170Wh、洗濯~乾燥時で1,980Wh。
本体カラーはシャンパンとパールホワイトの2色。

 また、洗濯槽内部の節水循環ポンプを省略した洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kgの下位機種「BW-D8KV」も同時発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は17万円前後。

 乾燥機能を省略した全自動洗濯機「ビートウォッシュスリム」2機種も同時発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は洗濯容量8kgの「BW-8KV」が10万円前後、洗濯容量7kgの「BW-7KV」が9万円前後。

洗濯容量8kgの「BW-8KV」洗濯容量7kgの「BW-7KV」



(阿部 夏子)

2009年6月12日 18:52