パナソニック、“いつもの鍋”で揚げ物ができる
ビルトインのIHクッキングヒーター


KZ-FT75VS
 パナソニックは、付属の鍋以外の金属鍋でも揚げ物が調理できる「業界初」のIHクッキングヒーター12機種を開発。グループ会社のパナソニック電工から、7月1日より順次発売する。ラインナップは以下の表の通り。

品番トッププレート
トッププレート
本体色コンロタイプ対応鍋光る天面ナビ希望小売価格
(工事費は別)
発売予定日
KZ-FT75VC75cmクリスタルブラックブラック3口IHダブルオールメタル
(左右IHとも
金属鍋が使用可)
420,000円7月1日
KZ-FT75VSウォームシルバーシルバー414,750円
KZ-FT60VS60cm393,750円
KZ-FT75MS75cmシングルオールメタル
(IH1カ所のみ
金属鍋が使用可)
367,500円
KZ-FT60MS60cm346,500円
KZ-FT75XS75cmシルバー鉄・ステンレス336,000円7月10日
KZ-FT60XS60cm315,000円
KZ-F75XS75cm-
FZ-F60XS60cm294,000円
FZ-F75HS75cm2口IH
+ラジエント
FZ-F60HS60cm273,000円
FZ-F60HKブラックブラック257,250円

 前年モデルに引き続き、鍋底の温度を素早く検知する「光火力センサー」と、予熱の完了を音声で知らせる「予熱おまかせ」機能を搭載するIHクッキングヒーター。食材投入のタイミングがわかるため、予熱の過不足による調理ミスや、過剰な予熱による鍋の傷みも防ぐ効果がある。

 今回の新モデルでは、光火力センサーで使用されている赤外線の素子を改良することで、本体に付属する鍋以外の金属鍋でも、揚げ物料理が作れるようになった点が特徴。使い慣れたフライパンやホーロー鍋でも、それぞれの鍋に適した揚げ物の温度制御が行なえるため、食材や量に合わせた鍋が選択できる。例えば、お弁当のおかず作りの際には、付属鍋ではなく、より小型の片手鍋を用いることで油の使用量が節約できる。

 同社ではこの機能を「光・揚げ物温度調節機能」と呼んでおり、長年の調理実験から得た膨大なノウハウを制御プログラムを組み込んでいるという。

従来は付属の金属鍋でしか調理できなかったが、新モデルではそれ以外の金属鍋でも揚げ物調理に使用できるようになった
従来の付属の金属鍋よりも小型のサイズの鍋を使うことで、油の使用量を抑えることができる

弱加熱時の運転音は、「業界最小」の約25dB
 また、静音性を向上するため、加熱出力に合わせて冷却ファンを4段階にコントロールする機能を搭載し、さらに冷却時の風の流れも最適化。弱加熱時における運転音は約25dBとなった。同社では「業界No.1の静音設計」としており、煮込みなどトロ火での長時間調理にも気にならないとしている。

 このほか、初めて使用する人でも使いやすいよう、操作手順に従って操作パネルが点灯する「光る天板ナビ」、グリルからの排気を本体上方に吹き出して壁の汚れを抑える「グリル排気方式」なども採用する。



2009年4月2日 16:15