三洋、水を寄付するボルビックのキャンペーンに参加

~「AQUA」1台購入で、5,000Lの水を提供

 三洋電機は、ミネラルウォーターの「Volvic(ボルヴィック)」と共同で、水に関する啓発活動「1L for 10L」(ワンリッターフォーテンリッター)を開始することを発表した。期間は6月1日から9月30日までの4カ月で、「Volvic」と三洋電機のドラム式洗濯乾燥機「AQUA」の売り上げの一部をアフリカ・マリ共和国の飲料水確保のために寄付するという。

 

三洋「AQUA」とミネラルウォーター「Volvic」の共同プロジェクト対象製品は「AQUA AWD-AQ4000」
 

 「1L for 10L」運動は、Volvicを有するフランスのメーカーダノンが、財団法人ユニセフと共同で取り組んでいるプロジェクトで、Volvicの売上の一部をアフリカのマリ共和国の飲料水確保の為の資金として、ユニセフに寄付するというもの。

 具体的な内容としては、消費者がVolvicの水1Lを購入した場合、10Lのきれいな水を確保できる資金を寄付する。日本では2007年から開始され、毎年3~4カ月程度行なわれている。また昨年からは、世界で起きている水に関する問題を、日本の子供たちに紹介するなど、水に関する啓発活動としての役割も担っている。

 三洋電機では、同社のドラム式洗濯乾燥機「AQUA」においても、「水を大切にする」という思想が共通するとして、プロジェクト参加を発表した。具体的な参加内容としては、「AQUA AWD-AQ4000」を1台購入するごとに、5,000L相当の水確保のための資金が寄付されるというもの。なお、この5,000Lという数字は、同社の7年前の機種と比べ、AQUAを1カ月使用した場合の節水量に相当するものだという。

三洋電機 ランドリー販売企画部・販売企画課 主任 内藤 正浩氏

 AQUAを担当しているランドリー販売企画部・販売企画課 主任 内藤 正浩氏は、三洋電機として初めての啓発活動参加について、「Volvicとは、売り場やターゲットも違うため、従来より幅広い方に1L for 10Lの考え方や、情報を知らせることができると考えている」と話した。また、プロジェクトの概念については「1L for 10Lでは、その時のことだけでなく10年間のメンテナンス費用も含めた費用を提供している。未来のことを考えた活動という点でAQUAと、通じるものがある」とプロジェクトについて語った。






(阿部 夏子)

2009年5月20日 13:18