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ドラム洗濯機これなら我が家にも? パナのコンパクトさ実感!
2025年2月27日 12:52
パナソニックが1月1日に発売した「ななめドラム洗濯乾燥機 SDシリーズ」は、省スペースで設置可能なコンパクトさが特徴。洗濯/脱水容量10kgで乾燥容量5kgと、少人数世帯に適したモデルだ。スマホ連携により遠隔操作などが可能な「NA-SD10UAL」と、温水洗浄に対応する「NA-SD10HAL」の2機種をラインナップ。価格はオープンで、いずれも実売価格は197,000円前後。
従来のドラム式洗濯機で課題だったのは、購入していざ設置しようとすると、サニタリールームの中に本体を入れられなかったり、部屋には入れられたものの、本体を旋回できないケースがあること。
今回の「SDシリーズ」は、本体サイズを600×650mm(幅×奥行き)に抑えている。そのため、縦型洗濯機が入れられる場所であれば、まず問題なく設置できるとしている。
実際に狭いサニタリールームのドアから本機を搬入し、向きを変えて設置する様子を見ることができた。また本体の接地面がコンパクトなだけでなく、本体の高さが同社の容量8kgの縦型全自動洗濯機「NA-FA8K3」よりも低く設計されているのもポイント。狭いサニタリールームに設置されても、圧迫感が少ないことが確認できた。
本体はコンパクトだが、洗剤の自動投入機能を搭載するほか、ヒーター式ではあるが乾燥機能も備えている。
そのほか、マンションで特に気になる、洗濯乾燥時の本体の振動や騒音への配慮も行き届いている。本体内のドラムは、上方からはスプリングで吊るし、下方にはダンパーを設置。半ばドラムが浮いているような構造にすることで、振動を抑制する。
また、従来機で搭載されてきた「液体バランサー」を継承。これは、洗濯槽の投入口部分に配置している、脱水時の振動を軽減するための部品。ドラムの回転上昇に合わせて、バランサー内の液体が衣類と逆位相へ移動することで、アンバランスを矯正し振動を抑制する。
こうした制振設計を採用したことで、夜間でも気兼ねなく洗濯機を使えそうだ。
ドラム式洗濯乾燥機の導入にあたって、少人数世帯向けの集合住宅に設置するのは、スペースの問題が大きく立ちはだかっていた。だが、本体のコンパクト化を実現した「SDシリーズ」により、設置できる可能性が一気に高まった。もしスペースの問題で一度は諦めたという人がいれば、「SDシリーズ」の導入を検討してみるとよさそうだ。