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シーツは何日使ったら洗う? 快眠のための正しい洗濯とは

シーツの洗い方を解説

ライオンは、「快適な睡眠をとるためにやっていること」をテーマに、8月にアンケートを実施した。その結果、「温度や湿度の調整」という回答が多いなか、「寝具やパジャマをこまめにケアする」や「自分の好きな香りを取り入れる」との回答も多かったという。

そこで同社は、洗いたての清潔なシーツで気持ち良く眠れるよう、汗やニオイが気になるシーツの洗い方について解説している。

まずはシーツをこまめに洗う必要性について。寝ている間には、コップ1杯分ほどの寝汗をかくといわれている。同社は、シーツは見た目以上に汚れているとし、特殊な試薬を用いて、1週間使用したシーツの汚れを可視化した。

結果を見ると、特に足の部分の汚れが目立つ。洗濯頻度が少ない場合や汗をかくことが多くなる夏場には、もっと多くの汚れがつくと考えられる。

シーツの汚れは、放っておくと黄ばみやニオイの元となり、ダニを引き寄せるともいわれている。そのため睡眠の質向上のためにも、こまめに洗って清潔な状態を保った方がいいだろう。

1週間使用後のシーツの汚れを可視化。特に足の部分の汚れが目立つ

シーツの洗い方

洗濯時には、まずシーツについている「洗濯表示」(タグ)を確認する。あわせて注意書きも確認し、適切な洗剤を選ぶ。

洗濯表示を確認する

部分的に目立つ汚れがある場合には、液体洗剤や液体酸素系漂白剤を塗布する。

もし皮脂による黄ばみなどが広範囲に拡がっている場合には、濃い目の洗剤液と液体酸素系漂白剤で、30分〜2時間程度の「つけおき洗い」をすると、汚れが落ちやすくなるという。

同社の製品で言えば、液体洗剤とは「NANOX one」で、液体酸素系漂白剤とは「ブライトSTRONG 漂白&抗菌ジェル」が該当する。ただし、洗濯表示(タグ)などに「漂白処理ができない」記号がある場合には、漂白剤入りの洗剤は使用しないよう注意が必要。

液体洗剤「NANOX one」
液体酸素系漂白剤「ブライトSTRONG 漂白&抗菌ジェル」
洗濯表示(タグ)などに「漂白処理ができない」記号がある場合には、漂白剤入りの洗剤は使用できない

洗濯する際には、シーツを畳んで、洗濯ネットに入れると良い。特に洗濯表示のタグに、「洗濯ネット使用」の注意書きがある場合は必須で、洗い上がり時のシワが気になる場合にもおすすめ。

洗濯機は、パルセーター(回転板)に近い位置のほうが、洗浄力がより高くなるという。そのためシーツの、特に汚れている部分を下にして洗濯機に入れる。

さらに滑らかに仕上げたい場合には、柔軟剤を使うと良い。同社製品では「ソフラン アロマリッチ」が、これに該当する。

準備ができたら、あとは適切な洗濯機のコースを選んで洗う。

汚れている部分を下にして洗濯機に入れる
柔軟剤「ソフラン アロマリッチ」

洗い終わったら、洗濯機から速やかに取り出して干すのがポイント。また、シーツは大きく乾きにくいため、干し方をひと工夫すると良いという。

屋外干しでは、物干し竿を2本使って「M字干し」すると、早く乾く。また部屋干しの場合は、角ハンガーや数個のハンガーを並べた上からシーツを覆うようにかけると、真ん中に空洞ができて風の通りが良くなり、早く乾くとする。

シーツを洗濯すれば、肌触りもよく気持ちよく眠れることにつながりそうだ。紹介したポイントを押さえて、正しく効率よい洗濯を心がけたい。

物干し竿を2本使っての「M字干し」
角ハンガーや数個のハンガーを並べた上からシーツを覆うようにかける干し方