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「前のデートと同じ服」を防げるカメラ。カレンダーと連携して服かぶり警告

MiLOG(ミログ)

パナソニックグループのShiftallは、ネット接続型の専用カメラつき服装ログ記録サービス「MiLOG(ミログ) SHP-CC1W」を12月3日より提供開始した。カメラのレンタルを含む月額料金は490円で、初期費用は不要。

大事な食事やイベントなどの外出時に“前回と同じ服”になってしまう失敗を避けるために利用するサービス。鏡に取り付ける専用のカメラを使って、毎日の服装を天候や気温、カレンダー上の予定とともに写真で記録/保存できる。

データはすべてクラウドに保存され、スマートフォンアプリで、いつでも自分の過去の服装を確認できる。対応スマートフォンはiOS 13.0以上と、Android 9.0以上。

カメラで撮影した写真をクラウドに保存してカレンダーと紐づけ
ミログ本体

鏡に両面テープまたは吸盤で取り付けたカメラ本体のシャッターボタンを1回押すだけで撮影やクラウド保存が完了。離れた場所からシャッターを切るためのリモコンも付属する。

本体シャッターボタン
カメラを付けた鏡の前に立って、タイマーで撮影。フラッシュが光る
リモコンでもシャッターを切れる

過去の服装はGoogleカレンダーの予定内容などから検索でき、「○○食事会」や「A社」、参加者のメールアドレスなどで検索し、過去に着ていた服の画像を一覧で出せる。

予定の内容や参加者のメールアドレスと合致していたときに着ていた服と、当日着ている服が似ていた場合は、本体のLEDが赤く点灯してプッシュ通知を行ない“服かぶり”を警告する。逆に、前回と違う服装の場合はLEDが緑に光るため、スマホを確認しなくてもNGかOKかの判断が素早くできる。

カレンダーにある同様の予定で過去と服装のかぶりがある時は赤いLEDで警告
前回と服かぶりがなかったときは緑色に点灯するため、毎回スマホを確認する必要はない

服装は気温や天気と密接に関係することから、天気と最高気温/最低気温を写真とともに記録。以前に「最高気温が10℃ぐらいの雨の日に何を着ていたか」などの検索で過去の服装を思い出すこともできる。

スマホアプリ画面

カメラは500万画素で、通信はWi-FiのIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)。本体サイズは約116×41×35mm(幅×奥行き×高さ)、重量は80g。

連続利用時間は約30日間。充電時間は約5時間。付属品は充電用のUSB Type-Cケーブル、マウントホルダーなど。

なお、最低契約期間は10カ月で、期間内に解約する場合は違約金5,500円が発生する。

セット内容。吸盤などのアタッチメントを同梱
側面にはUSB Type-Cや三脚穴を備える

家族でメモ共有「クロッキー」も発売

1月に同社が発表したネット接続型の電子メモ「Croqy(クロッキー) SHP-TM1W」も、同じく12月3日に発売した。価格は19,999円。

Croqy(クロッキー)

タッチペンで書いた文字や絵を、別のCroqyとクラウド経由で同期できるもので、家族の伝言や、離れた親子の連絡などに使える。1月に発表され、コロナ禍の影響でこれまで時間を要していた製品が発売された。

複数のCroqy本体同士だけでなく、スマートフォンアプリとの間でも、同様にメモの同期ができる。例えば孫が書いた手書きメッセージを離れて住む祖父母のCroqyに送ったり、子供が書いたメモを両親が出先からスマホで確認可能。ネットワークサービスやアプリは基本無料で使える。

本体とクロッキー本体でメモを共有
代表取締役CEO 岩佐琢磨氏がミログとクロッキーを紹介