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ハイコーキ、電動工具と電源のON/OFFが連動するコードレス集じん機
2021年9月29日 14:30
工機ホールディングスは、電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」から、コードレス集じん機「RP 3608DB(L)」を、9月24日に発売した。価格は、マルチボルト蓄電池2個と急速充電器が付属する「RP 3608DB(L)(2WP)」が124,000円(税別)、蓄電池と充電器が別売の「RP 3608DB(L)(NN)」が60,900円(同)。
「RP 3608DB(L)」は、リチウムイオン電池「マルチボルト蓄電池(36V⇔18V)」を搭載したコードレス集じん機。
集じん機は、グラインダや丸のこといった電動工具での、コンクリートや木材などの研削、切断、穴あけ作業時に発生する粉じんを集じんする際に用いられる。
同機はBluetoothによる無線連動機能を搭載。Bluetooth対応製品やBluetooth付蓄電池装着製品との連動が可能。例えば、Bluetoothを搭載した同社のマルチボルト蓄電池を「コードレスチップソーカッタ」に装着し、集じん機「RP 3608DB(L)」とBluetoothで接続。すると、「コードレスチップソーカッタ」を起動して木材などを切り始めると、集じん機が連動して粉じんを集じんし始める。この場合、逆に「コードレスチップソーカッタ」をOFFにすると、集じん機も停止する。
また、従来モデルのホース、フィルタ、タンクを改良し、操作性を向上させたとする。
径28mmのホースは、材質と成形方法を改良することで柔軟性を向上。さらに、ホース表面にはすべりが良く伸縮性の高いホースカバーを覆わせ、材料などの引っ掛かりを低減し、取り回ししやすくしたという。
フィルタは粉じん用フィルタとプレフィルタを改良。フィルタは、従来よりも高さを縮めつつ、タンク内の空間を拡大。さらにフィルタの山数を増やして表面積を拡大した「新トリプルフィルタ」を採用する。プレフィルターは、通気性の高い材質に変更しつつ、折り返しを追加して表面積を拡大した。これらにより、従来機よりも吸込持続力を34%向上させたという。
さらに、タンク内の底から縁までの凹凸をなくしストレートにしたことで、ゴミ捨てがスムーズにできるという。
本体サイズは331×369×408mm(幅×奥行き×高さ)。重さは9.5kg(充電器を2個装着時)。集じん容量は8L。吸込仕事率は220W。ホースの長さは5m。無負荷騒音値は67dB。延長管2本、床用吸口、すきま用吸口などが付属する。