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在宅勤務で猫背の人が続出? 極上のマッサージチェアで新感覚リラックス体験してきた

在宅勤務でこんな猫背になっていませんか?

パナソニックの調査によれば、リモートワーク経験者の身体の不調として、肩こりを訴える人は68%いるほか、腰痛は66%、目の疲れは48.5%が感じているという(n=400)。

同社は長引く在宅勤務などに関連した「健康セルフケア」に関するセミナーをプレス向けに実施。8月1日に発売するマッサージチェアの最上位モデル「リアルプロ EP-MA102」を紹介しながら、在宅勤務で起こりがちな体の不調や、セルフケアについて解説した。

パナソニック「リアルプロ EP-MA102」

同社調査によれば、在宅勤務時のデスクと椅子について、31.3%もの人が「ローテーブルと、地べたもしくは座椅子で仕事をしている」とのこと。ダイニングテーブルと椅子で仕事をする人も23.3%いたという。

在宅勤務で感じた不調
2/3もの人が、自宅では専用のデスクや椅子無しで作業。31.3%はローテーブルと座椅子という組み合わせ

ローテーブルで仕事をすると、会社などの机で作業する場合に比べて視線が下向きになりがちで、猫背になってしまい、結果として首や背中、腰などの負担になりやすい。また、あぐらや正座、横座りなど足の状態によっては血流にも悪い影響があるとされる。

パナソニックが8月1日に発売する「リアルプロ EP-MA102」は、足裏から首、腕まで全身をほぐすマッサージチェア。在宅勤務などで疲れやコリがたまった人に対し、様々な部位へアプローチすることで、手軽にセルフケアする習慣の一つとして提案している。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は60万円前後。

ロボット工学を応用した「3D独立駆動」を採用。“プロの親指と同じ”という最小10mm幅のもみ玉制御に対応し、繊細な動作を可能にしている。この10mm幅の「揉捏(じゅうねつ)」=もみこねる動作は、プロの指の動きを目指したもので、3つのブラシレスモーターと高精度な制御技術によって可能にしたものだ。

もみ玉にはセンサーを内蔵し、常に圧力を感知。情報をフィードバックして、ちょうどよいもみ圧に補正する。もみ玉は温感ヒートディスクと一体化しており、コリの部分に温かさをプラスして心地よさを伝えるという。

各部位に様々な形でアプローチ
もみ玉の繊細な動き

太もも部分には、新しく大型のエアーバッグを搭載したのも特徴。このエアーバッグは、太ももの横から前を広く覆い、特に前面を上から圧迫。大腿四頭筋やハムストリングスをしっかりマッサージするとしている。

このエアーバッグにより、太もも上部から下半身のホールド感が向上。腰が逃げにくくなり、もみ玉が腰や背中のコリの深部までしっかり届くようになった。このエアーバッグに合わせて、マッサージのプログラムも一新。ストレッチの機能では体を浮かさず固定することで背すじを伸ばせるメニューなども追加された。

太もものあたりに大型のエアーバッグを備える
もみ玉とエアーバッグが連携
エアーバッグが大きく膨らんで下半身をしっかりホールド
見やすいモニターでメニューを確認しながら操作。途中で調整もできる

プロのもみ心地を体験。エアーバッグで挟まれる感覚が気持ちいい

スマホの長時間使用などもあって姿勢の悪さを感じている筆者が、家でできる究極の贅沢ともいえるこのマッサージチェアに座って体験してみた。全身マッサージのコースを選ぶと、肩や足の位置を計測して、自分の体型に合った場所に調整しながらマッサージを開始。

「リアルプロ EP-MA102」を体感

もみ玉が様々な角度で腰や背中へ届いて気持ち良く、痛さと気持ち良さのちょうどいい境目くらいを攻めてくるのが、コリのたまった人にはとてもうれしい。もちろん強すぎる/弱すぎると感じた時は手動で強弱の調整もできる。

もみ玉ももちろん良かったが、今回試して最も気に入ったのは、エアーバッグによる圧迫感。腕を挟んでギューッと押さえ付けたり、腰回りを押さえつけながら背中をもみ玉がほぐすといった連携が、一般的なマッサージチェアでは得にくい新鮮な感覚につながっている。

また、もむだけでなくストレッチのメニューも用意されている。寝る前にリラックスしたい時だけでなく、体を動かす前などに、背中や首筋を伸ばしてスッキリしたい時にも便利そうだ。

ストレッチのメニューも充実

リアルプロシリーズは2021年で20周年を迎えた。当時「ナショナル」ブランドだった2001年の初代モデルから、マッサージできる部位の大幅な増加や、ホールド感、操作性など様々な面で進化。プロの指の動きを徹底して追求してきた一方で、機械だからこそできる複数部位への同時アプローチなども、マッサージチェアならではの魅力だ。

2001年のリアルプロ初代モデル。今でも動作
リアルプロのこれまでの進化

今回試した「EP-MA102」は高機能なだけに、前述した通り価格も相応なものとなっている。長く使える高機能&高価な椅子がよく売れるなど、在宅勤務環境の投資が改めて注目されている今、1台で様々な生活シーンに使えるマッサージチェアも、新しい生活に合ったケアアイテムとして見直されそうだ。

パナソニックは、マッサージチェア以外にも様々なセルフケアアイテムを展開している