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冷食のあたためムラ解消、シンプル操作のツインバード電子レンジ。掃除機やドライヤーも
2020年10月7日 09:00
ツインバード工業は、電子レンジとスティック掃除機、ヘアードライヤーの新製品を発表。10月27日より順次発売する。価格は、電子レンジ「DR-F281W」とスティック掃除機「TC-E263S」がオープンプライスで、店頭予想価格はそれぞれ2万円前後。ヘアードライヤー「TB-G008JPW」は同社直販サイトなど販路限定で、価格は30,000円。発売日は電子レンジが10月27日、掃除機が11月13日、ドライヤーが11月下旬。
いずれの製品も「少人数単独世帯で、シンプルかつこだわりの生活を求める人」をターゲットとし、そのニーズに応じた機能に集中したことで、同価格帯以上の付加価値を持たせている点が大きな特徴。装飾を抑えたシンプルな本体デザインに仕上げたことも共通している。
あたためムラの解消に特化した電子レンジ「DR-F281W」
コロナ禍で冷凍食品の需要が増加していることなどを受け、従来製品への不満で多かったという“あたためムラの解消”に注目した、最大出力1,000Wの電子レンジ。庫内容量は約18L。
食品そのものの温度を検知する赤外線センサーと、出力を適切にコントロールするインバーターを組み合わせ、ムラの発生を大幅に低減したという。同クラス製品で唯一という3分間の900W出力を可能にした。1,000W出力は1分30秒。
自動メニューは「あたため/飲みもの/冷凍食品/解凍」の4つに限定し、ボタン数は「メニュー」「レンジ」「スタート」「取消」の4つに絞ったシンプルな操作部を採用。ボタンを押し間違えても、取消ボタンを押すことなく設定が変更できる。
解凍は、インバーター制御による低出力でゆっくり丁寧に行なう。クラス唯⼀とする赤外線センサーによる温度検知で、解凍時のグラム設定は不要。包丁で切れる状態まで自動で解凍でき、他の食材の準備をしながら、解凍状態を気にせず調理できるという。
手動での出力設定は、1,000/900/600/500/200/100Wの切り替えが可能。本体サイズは約460×385×275mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9kg。消費電力は1,420W。電源コード長は約1.4m。
自走式ヘッド採用のスリムなスティック掃除機「TC-E263S」
スリムでストレートなスティック形状で、吸込仕事率70W(強モード時)のコードレススティック掃除機。ゴミセンサーを備え、ゴミを感知すると自動でパワーアップし、ハンドル部分のLEDライトが赤く光る。ハンディクリーナーとしても利用でき、本体のみの重量は0.9kg。
集じんは紙パック式で、新設計の抗菌仕様ダストパックを採用。微細なタルク粉を99.6%キャッチする不織布素材を使用している。ゴミに触らずワンタッチで捨てられる「ラクステ」機能に対応。ホコリの舞い散りを抑えられる。集じん容量は約0.25L。
クリーナーが自走し、力を入れなくても前へ進む自走式ヘッドを新たに搭載。独自の関節ジョイントとボールキャスターにより、軽い力で左右にも動き、フルフラットにもなるため、テーブルやベッドの下、カーペットなどの掃除もできる。
収納フックを同梱し、このフックを壁などにネジ留めすれば、本体を吊り下げて収納可能。立て掛けて置くこともできる。充電端子はマグネットで簡単に着脱できる。
連続使用時間は強モード約7分、自動モード約30分。充電時間は約2.5時間。本体サイズは約235×135×1,050mm(幅×奥行き×高さ)、運転音は強モード約70dB、自動モード約63～70dB。自動モードの吸込仕事率は10W～。
使い捨てダストパック25枚(本体に1枚装着済み)や、延長管、パワーノズル、すき間ノズルが付属する。
低温度/低風量でも速乾のケアドライヤー「TB-G008JPW」
女性1,000人に対して行なった同社調査をもとに、美髪効果、速乾力、省電力を重視した“ケアドライヤー”として製品化したモデル。
57℃の低温度(髪から5cm開けて同じ場所に6分間当てた時に到達した最高温度)と、0.68m3/分の低風量設計、新開発の「ケアフィルター」により、髪表面へのダメージを軽減しながら乾かせるという点が特徴。
遠赤外線の効果と、十字型の「速乾ワイドノズル」による効率的な送風で、低風量でも優しく速く乾燥できるようにした。消費電力は、同社従来モデルの1,200Wに対し、新モデルは600Wに抑えている。
握りやすさを重視した楕円形のハンドルデザインを採用。髪から5㎝離した距離で本体を振らずに使えて、腕の疲れを感じにくいという。
本体サイズは、約80×215×265mm(幅×奥行き×高さ)、スイッチはスライド式で「high/low/off」を切り替え、coolボタンを備える。電源コードを含む重量は約720g。電源コード長は約1.7m。付属品はスポンジフィルター4枚(2枚装着済み)。
少人数世帯向けに絞り、独自の付加価値を追求
同社は9月に新タグライン「ぜんぶはない。だから、ある。」を発表。今回の新製品は、これに沿って開発を進められた第1弾と位置づけられ、少人数世帯向けに機能を絞った一方で、特にニーズの高かった機能に特化している点が特徴。
野水重明社長は、同社におけるものづくりの姿勢について「クラフトマンシップと共創の精神」を掲げ、本社のある新潟県燕三条地域の職人などの視点のほか、他分野のプロやクリエイターらの意見も踏まえた上で「ツインバード独自の付加価値を作りたい。ターゲットユーザーが本当に求める価値を見極め、本質的な機能とデザインでものづくりをしていく」との考えを示している。