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ケルヒャーで最もコンパクトな高圧洗浄器。日本人に最適化、柔らかいホース「K MINI」

K MINI

ケルヒャージャパンは、日本人に最適というコンパクトな高圧洗浄機「K MINI」を10月1日に発売する。直販価格は19,800円。ベランダの窓や網戸、浴室、洗車、玄関のアプローチ/ポーチなど様々な場所での利用を想定する。

ケルヒャー高圧洗浄機の歴史上、最もコンパクトというモデル。本体の重量は3.93kgで、既存のK2クラシック(3.8kg)に比べ約100g重いが、収納ボックスを含めたサイズを従来の約半分に抑えた。サイズだけでなく、丸みを持たせた形状など「屋外清掃機器でありながらインテリアに馴染む親しみやすいデザイン」を特徴としている。

K MINIのセット内容
使用例

コンパクト化は、モーターとポンプのレイアウトを変え、ホースのスリム化やトリガーガンの3分割化によって実現。従来の同社高圧洗浄機の構造は、モーターとポンプが横並びのダイレクトドライブ方式だが、新モデルK MINIは、モーターをポンプの上に配置したベルト駆動。

方式を変えても騒音は72dBに抑えた(既存のK2クラシックは73dB)。「体感音としてはK2クラシックと同等、耳障りない音」としている。

ドイツ本社の開発チームでノイズを抑えるために試行錯誤を行ない、内部のレイアウトを変更したプロトタイプを6台製作し、サウンドラボと呼ばれる施設でノイズレベルを検証。6カ月に渡る開発で、日本市場でも投入できるレベルまでノイズを軽減したという。

柔らかくしなやかでスリムな「プレミアムフレックス高圧ホース」を採用。収納ボックスに収められ、これまでの高圧ホースと比べて耐久性も高いという。電源コードも従来の太さでは5mの長さを本体下部で巻き取ることはできなかったが、スリム化によって可能にした。

収納時もコンパクト

最大許容圧力は9Mpa、1時間あたりの最大吐出水量は330L。消費電力は1,000W。本体サイズは280×159×313mm(幅×奥行き×高さ)。

衛生意識の高い日本市場に向けたJAPANプロジェクト第1弾

今回の新モデルK MINIは、特に衛生意識が高いとされる日本市場を主なターゲットにした「JAPANプロジェクト」の第1弾。従来の高圧洗浄機に対する不満を解消しつつ、保有する喜びを得られるような製品を追求したという。2017年のプロジェクト立ち上げから、3年以上を経て第1弾モデルの発売に至った。

ケルヒャー ドイツ本社のデザインチームでインダストリアルデザインディレクターを務めるマイケル・マイヤー氏は、「これまでジャパネットたかた社専用モデルの開発を10年以上にわたって手掛け、日本人がこだわるポイントを熟知している。K MINIは“日本人に最適な高圧洗浄機は何か”を念頭に、2年の歳月をかけて開発した」とコメントしている。

ケルヒャーのインダストリアルデザインディレクターを務めるマイケル・マイヤー氏