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手を汚さず強力に部分洗い、AQUA全自動洗濯機に超音波洗浄搭載「Prette」
2020年8月28日 13:04
アクア(AQUA)は、部分洗い用の超音波洗浄機能を搭載した縦型全自動洗濯機「Prette(プレッテ)」シリーズを発表した。洗濯・脱水容量が8/9/10/12/14kgの全5機種を9月16日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、順に11万円前後、12万円前後、13万円前後、15万円前後、16万円前後。
特徴は、えり、そで汚れなどの部分洗い向けに超音波洗浄機能「らくらく SONIC」を搭載した点。シャツのえりなどを両手で持ち、汚れている部分を「超音波ホーン」部分に当てて洗えるため、手が汚れず、約30秒で頑固な汚れをしっかり落とせるという。毎秒4万回の振動により、汚れにアプローチする。
らくらく SONICは、普段の洗濯では落としづらい部分汚れをキレイにするために搭載された、超音波洗浄機。洗濯槽上の中央に内蔵された超音波ホーンとトレイの部分を引き出して使用する。超音波ホーンの先端に汚れた部分を軽く押し当てながら、約30秒、左右に動かすと、黄ばみの原因となるしつこい皮脂汚れや食品の汚れなどを、浮かせて弾き出すという。超音波の周波数にもこだわり、衣類の汚れ落としに適した約40kHzで、布地を傷めることなく汚れを落とすとしている。
ホーン部分のプレートは幅28mmで、手で押しあてる既存の超音波洗浄器に比べて幅広なため、短時間で洗浄しやすくした。連続使用による耐久性も高く、1日3分で7回使用したとしても、一般的な洗濯機自体の耐用年数とされる7年間、使い続けられるという。らくらくSONICで部分洗い後、約18分で洗濯できる「SONIC速洗コース」も用意する。
液体洗剤や柔軟剤の自動投入機能も備える。洗濯に必要な洗剤/柔軟剤を自動で計量し、投入。多めや少なめという量も設定できる。上記の超音波洗浄機能と、液体洗剤/柔軟剤自動投入を一体化したのは業界初だという。自動投入の液体洗剤タンク容量は約800ml、柔軟剤のタンク容量は約780mlで、詰め替え用パウチ1本分が入るとしている。
そのほか、しつこい汚れを芯から落とす洗浄方法として、圧力を加えて泡立たせた洗剤液で繊維の汚れを包み込んで洗い落とす「パワフル泡浸透 & 3Dパワフル洗浄」に対応。縦と横の水流でかくはんして、しっかりもみ洗いするとしている。
その他の特徴として、ジェルボール洗剤の持つ防臭、香り付け効果を高めることを目的とした「ジェルボールコース」を用意。W糸くずフィルターとパルセーターは抗菌加工済み。本体天面は、洗いの様子が見えて手入れもしやすい「ガラストップ」を採用している。
本体サイズと重量は、14㎏モデル「AQW-GVX140J」と12㎏モデル「AQW-GVX120J」が約650×633×1,069mm(幅×奥行き×高さ)、約56kg。10kgモデル「AQW-GVX100J」が約620×600×1,028mm(同)、約49kg。9kg「AQW-GVX90J」と8kg「AQW-GVX80J」が約590×572×1,010mm(同)、約46kg。カラーはホワイト。
消費電力は420W。超音波洗浄機の消費電力は30W。標準使用水量は14㎏モデルから順に、約169L、約138L、約103L、約97L、約90L。
洗濯に新しい価値。本田朋子さんが部分洗い体験「気持ちいい」
アクアジャパン代表の吉田 庸樹氏は、コロナ禍の現状について「ハードウェアメーカーにとって、イノベーションを起こすきっかけだと前向きにとらえている。技術力やクリエイティビティが試されている」との見方を示した。
洗濯機も各社が機能を進化させている中で、「イノベーションの余地はまだあり、部分汚れの問題は未解決。手洗いやブラシ洗いなど原始的な方法を強いられている」とし、今回のPretteにより「洗濯に関する概念を変え、全く新しい価値を提案する」とした。
28日に行なわれた発表会には、元フジテレビアナウンサーで、現在フリーアナウンサーの本田 朋子さんがゲストとして登場。
夫がプロバスケットボールの五十嵐 圭選手であり、今は1日3回洗濯するという主婦として、新技術を実際に体験。「らくらく SONIC」で、手軽にえり部分の汚れを洗浄できることに「気持ちいい」と驚いていた。
