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「洗剤直ぬり」で汚れを落とす日立ビッグドラム。ライオンと共同開発
2020年8月25日 15:29
日立グローバルライフソリューションズは、頑固な汚れを落とす「洗剤直ぬり」コースを新搭載したドラム式洗濯乾燥機「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム」2機種を9月19日に発売する。洗濯/乾燥容量が12/7kgの「BD-NX120FL/R」、同11/6kgの「BD-SX110FL/R」をラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に38万円前後、34万円前後。
料理や油性ペン、化粧品が付着した汚れを落とせるという「洗剤直ぬり」コースを新たに搭載。同コースは衣料用洗剤の研究開発・製造を行なうライオンと共同開発したもので、「洗剤の効果をより発揮できる」としている。
「洗剤直ぬり」コースでは、汚れ部分に濃縮液体洗剤を塗布した衣類を本体に入れると90分間高速風を当て、水分を蒸発させることで洗剤の濃度を高め汚れを分解するという。その後、大流量のシャワーで洗浄を行ない、ラー油や豆板醤など色素が入った油や調味料の汚れ、油性ペン、口紅などの汚れを予洗いの手間なくきれいにするとしている。
「液体洗剤・柔軟剤自動投入」機能を用意。計量・投入の手間を省くだけでなく、適量投入により優れた洗浄作用が得られるという。タンク容量は約1,000/約700ml(液体洗剤/柔軟剤)。
汚れの量/水温/布質などを検知する9つのセンサーを備え、洗い方や時間を自動で判断する「AIお洗濯」を搭載。液体洗剤・柔軟剤自動投入機能とともに利用することで、洗剤の計量から洗濯の細かな設定までが不要となる。
高速風を衣類に吹きかけることでシワを伸ばしながら乾燥させる「風アイロン」機能では、ヒーターや送風ファンの制御を見直すことで洗濯~乾燥容量7kgを実現(BD-NX120F)。「おいそぎ」コースでは、7kg分の洗濯~乾燥が105分で行なえる。
無線LANによるスマートフォン連携も可能。スマホアプリ「洗濯コンシェルジュ」では、外出先から操作できるほか、自動投入タンク内の残量と家にある在庫から判断して、洗剤や柔軟剤を使い切る前に自動で発注する。さらに本体に搭載されていない洗濯コースをダウンロード可能。温度を抑えた温水ミストを吹きつけて、おしゃれ着をやさしく洗う「温水おしゃれ着コース」などが本体で利用できるようになる。
BD-NX120Fの本体サイズは、735×620×1,070mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約83kg。洗濯~乾燥時の目安時間は約190分(標準コース)、消費電力量は約1,130Wh、標準使用水量は約54L。本体カラーはステンレスシャンパン。
BD-SX110Fの本体サイズは、630×715×1,065mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約80kg。洗濯~乾燥時の目安時間は約165分(標準コース)、消費電力量は約850Wh、標準使用水量は約53L。本体カラーはロゼシャンパン。
同時に、「液体洗剤・柔軟剤自動投入」「洗濯コンシェルジュ」非対応の「BD-NV120FL/R」「BD-SV110FL/R」も発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に34万円前後、31万円前後。
「洗剤直ぬり」コース、「AIお洗濯」、「風アイロン」機能を搭載したドラム式洗濯乾燥機。洗濯/乾燥容量は、BD-NV120Fがが12/7kg、BD-SV110Fが11/6kg。
BD-NV120Fの本体サイズは、735×620×1,060mm(同)。重量は約82kg。BD-SV110Fの本体サイズは、630×715×1,050mm(同)。重量は約79kg。いずれも本体カラーはホワイト。