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シロカ、糖質オフのパンを焼けるホームベーカリー。マルコメ監修の甘酒作りも

シロカのおうちベーカリー SB-1D151

シロカは、甘酒や糖質オフパンが作れるホームベーカリー「シロカのおうちベーカリー SB-1D151」を9月3日に発売する。店頭予想価格は10,980円(税込)。

昨今の人々の健康志向に対応し、糖質オフパンや米糀甘酒のメニューを搭載したホームベーカリー。同社のホームベーカリーでは初搭載となる甘酒メニューは、発酵食品を長年取り扱っているマルコメの監修のもと開発。粒の粗さが異なる「さらさら甘酒」「つぶつぶ甘酒」の2種類の甘酒メニューを搭載した。好みや飲み方/食べ方によってメニューを使い分けできるようにした。

「さらさら甘酒」「つぶつぶ甘酒」の2種類が作れる

プリセットメニューには、「食パン」など定番のパンメニューから「さらさら甘酒/つぶつぶ甘酒」「糖質オフパン」といった新メニューまで、20メニューを搭載。付属のオリジナルレシピブックには103レシピを収録し、マルコメ監修の塩糀やしょうゆ糀をつくることもできる。

本体サイズは、同社の既存モデル(SHB-712)と比べて奥行きを5cm、高さを6cm縮小。コンパクトな設計とした。

モーターの位置などを工夫し小型化を実現

本体サイズは約232×295×253mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約3.6kg。消費電力は500W。電源コード長は約1.4m。カラーはブラウン。軽量カップ/軽量スプーン/パンケース/パン羽根/羽根とり棒/ヨーグルト専用容器/オリジナルレシピが付属する。

糖質オフパン用パンミックスも発売予定

糖質オフパン用パンミックスは来春発売予定

ホームベーカリーの新製品発売にあわせ、シロカと日本製粉が共同開発したパンミックスもリニューアルして発売する。「毎日おいしいお手軽食パンミックス メープル風味食パン」は9月3日、「毎日おいしい贅沢食パンミックス」は10月31日に発売。それぞれ8袋、4袋入りで、店頭予想価格は順に1,980円、998円(いずれも税込)。

2021年春には、糖質オフパン用のパンミックス「毎日おいしいお手軽食パンミックス 糖質オフパンミックス」の発売を予定する。パンを膨らませるが糖質が多い強力粉と、糖質は少ないがえぐみのあるふすまの配合比率にこだわり、パンを膨らませるのに「小麦タンパク」を使用した。

料理にも使える甘酒作りを実演

オンライン製品発表会ではフードコーディネーターで料理研究家のあまこ ようこさんが、同機を活用した料理を紹介。トマト風味の糖質オフパンと、「つぶつぶ甘酒」を使用したチンジャオロースの実演を行なった。

糖質オフパン作りに使うふすま(左)と強力粉(右)。ふすまのほうがやや多い

チンジャオロースづくりでは、まずおうちベーカリーで「つぶつぶ甘酒」を作り、作った甘酒を砂糖やみりんのかわりに使用。あまこさんは「甘酒を揉みこむと、お肉がやわらかくしっとりするんです。さらに甘酒には甘みだけでなく旨みもあるので、料理に活用するのもおすすめです」と語った。

米糀甘酒を作り、その甘酒でチンジャオロースをつくるあまこさん
出来上がったチンジャオロース

コロナ禍でもホームベーカリー販売は好調

シロカの事業企画部長・長島利通氏

同社の既存のホームベーカリーは、2020年4~5月で、対前年比292%の販売実績を記録。コロナ禍におけるライフスタイルの変化を「ひとつの機会ととらえている」とシロカの事業企画部・長島利通部長は語った。

長島氏は同社調理家電の今後について「以前よりおいしさを追求してきた。今後はそれだけでなく『おいしくて健康的である』あるいは『健康的でそのうえおいしい』といった提案をしていきたい」と自信をみせた。