ニュース
店舗での冷凍品の無人荷受に。パナソニックが業界初の屋外専用冷凍庫
2020年8月24日 15:00
パナソニック産機システムズは、業界初の屋外専用冷凍庫「SBZ-K553F」の受注販売を8月下旬に開始する。価格はオープンプライス。
流通小売り業界や外食業界向けの屋外専用冷凍庫。盗難防止対策や遠隔データサービスでの温度管理によって、無人での荷物受け取りができる。店舗などにとっては、荷物受け取りに合わせて人員配置をする必要がなくなり、業務効率化やコスト削減につながるという。
周囲温度が-20℃~+35℃の範囲での屋外設置で、-25℃~-15℃の冷凍温度帯での荷物の保管が可能。運転タイマー機能を内蔵し、入庫から出庫までの間など必要な時間のみ通電させることができる。
雨が侵入しにくいユニットカバー構造や、扉平面と筐体表面が同一平面状となるインフィット型扉構造を採用し、IPX4相当の防雨性能を確保した。また、扉凍結防止ヒーターを搭載し、低外気温に対応した。
防犯対策では、南京錠を付属し施錠できようにしたほか、扉ヒンジにいたずら防止ネジを採用した。また、インフィット型扉構造により、バールなどでこじ開けにくくした。
さらに、遠隔データサービス「エスクーボ」に契約することで、遠隔で庫内温度を管理できる。
本体サイズは852×666×2,061mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは98kg。設置面積は0.567m2。有効内容積は555L。消費電力は294W(冷却時)、325W(霜取時)。