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パナソニックの「ナノイーX」発生装置が市販車に初搭載。新型「ハリアー」に

トヨタの新型ハリアー

パナソニックは19日、「ナノイーX」発生装置がトヨタ自動車「ハリアー」に採用されたと発表した。同社は独自イオン「ナノイー」の車載用発生装置をすでに展開しているが、車載用ナノイーX発生装置を市販車に搭載するのは初めて。

ナノイーは空気中の水に高電圧を加えて生成するナノサイズの微粒子イオンで、さまざまな物質に作用しやすいOHラジカル(高反応成分)を含む。同社は空気清浄機やエアコンなどの家電製品にナノイー発生装置を展開している。

今回市販車に初搭載されるナノイーXは、ナノイーのOHラジカルの生成を従来比10倍に高めたもので、脱臭や菌、アレル物質の抑制などに効果があるという。

車載用ナノイー発生装置は2007年から販売。自動車メーカーでは、トヨタ自動車やスズキ、三菱自動車の一部車両に搭載、ホンダ・スズキ・マツダ・スバルではオプションとして採用された。トヨタ自動車においては2011年に「カムリ」に搭載されて以降、レクサスと合わせて計40車種に搭載されている。

トヨタ自動車のハリアーは1997年の初代発表以降、都市部での使用が前提の「都市型SUV」として展開している。17日に発表した新型ハリアーは7年ぶりの全面改良となる。