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シャープ、乾燥機なしの“全自動洗濯機”にスマホ連携モデル ~縦型洗濯乾燥機も
2019年8月27日 11:00
シャープは、無線LAN連携でスマートフォンから操作できる、同社初の全自動洗濯機「ES-GW11D」を、9月19日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は15万円前後(税抜)。
洗濯容量11kgの全自動洗濯機。乾燥機能を省略した同社の洗濯機として初めて、無線LANによるスマートフォン連携機能を搭載した点が特徴。AIoTクラウドサービス「COCORO WASH」に対応し、居住地域の天気に応じた洗濯方法をアドバイスするほか、本体にないコースをアプリからダウンロードして、より衣類に適した洗濯が可能になる。
アプリからダウンロードできる洗濯コースは、「浴衣/セーター/ワンピース/ジャケット/赤ちゃんの衣類」など全39コースを用意する。衣類のほか「カーテン/マフラー/ぬいぐるみ/掛け布団」などもあり、洗い方に迷う洗濯物に対応。コース洗濯時は、アプリに具体的な洗い方が表示される。
使用する洗剤の銘柄登録も可能。アプリから洗濯機本体に送信すると、適切な使用量を知らせてくれる。通常の洗剤だけでなく、おしゃれ着洗剤も別途登録できる。
このほか、同社製の冷蔵庫と連携する「機器連携」を搭載。キッチンで料理をしているときに洗濯が終了すると、冷蔵庫のドアを開けたときに音声で洗濯終了を知らせてくれる。タイムリーに洗濯物を取り出せて、家事をスムースにこなせるという。冷蔵庫の対応機種は、無線LANを搭載した「SJ-GA55E/50E」、「SJ-GX55E/50E」、「SJ-GX55D/50D」。スマートスピーカーにも対応し、話しかけると運転状況を知らせてくれる。
独自の穴なし槽で黒カビをブロック
洗浄面では、シャープ独自の穴なし槽を継承。穴がないため水流が巻き上がり、もみ洗いとこすり洗いのW洗浄効果を発揮するという。
このほか穴なし槽は、黒カビをブロックする清潔性、ムダな水を使わず少ない水で洗浄できる節水性などがメリットとして挙げられている。
運転コースは標準のほか、「10分洗濯/おしゃれ着/サッと予洗い/シワ抑え」などを用意。標準使用水量は115L。運転時間は約46分。
本体サイズは、600×595×993mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約40kg。消費電力量は110Wh。カラーはシルバー系。
縦型洗濯乾燥機も初のスマホ連携モデル
なお、縦型洗濯乾燥機タイプにも、無線LANによるスマホ連携を搭載した同社初のモデルを新たにラインナップ。洗濯/乾燥容量が11kg/6kgの「ES-PW11D」、10kg/5kgの「ES-PW10D」、8kg/4.5kgの「ES-PW8D」の3機種で、9月19日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、23万円前後、22万円前後、20万円前後(税抜)。
本体カラーは順に、シルバー系、ブラウン系、ゴールド系。いずれもアプリからダウンロードできるコースは51種類を用意。なお今回のラインナップ拡充により、AIoT対応機種は、ドラム式洗濯乾燥機、縦型洗濯乾燥機、全自動洗濯機の3タイプに広がった。
独自イオン「プラズマクラスター」を搭載している点が特徴で、衣類を消臭・除菌するほか。槽内のカビ菌も抑制するという。洗濯槽内にはハンガーを掛けられ、頻繁に洗えない制服やブーツなども、槽内にセットしてプラズマクラスターで消臭・除菌できるという。
このほか、予洗いに適した「超音波ウォッシャー」を標準付属。手洗いでは落ちにくい皮脂汚れや化粧品汚れ、食べこぼしなどを、洗濯前に超音波ウォッシャーで落とせ、洗濯物を短時間で洗い上げるとする。
操作部は、必要なキーと表示だけが光って操作をわかりやすく知らせる「光るタッチナビ」を採用。天面は、スタイリッシュで手入れがしやすい「ガラストップデザイン」で、空間を美しく引き立てるという。
なお縦型洗濯乾燥機タイプは、本体にもスピーカーを備えており、本体が喋って洗濯のアドバイスをする機能も搭載する。
本体サイズは、ES-PW11Dが600×650×1,050mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約48kg。ES-PW10DとES-PW8Dが600×650×1,020mm(同)で、重量は約47kg。