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エボルタNEOくんが灼熱のお台場でトライアスロン! 東京オリンピック会場で走破なるか

 パナソニックが乾電池「エボルタ」の実力を示すために、2008年から実施している「エボルタチャレンジ」が、2019年8月7日に開催された。今回のチャレンジはスイム、バイク、ランの3つの競技でゴールを目指す「エボルタNEOトライアスロン」だ。

 同社が公式スポンサーを務める東京オリンピック・パラリンピックまであと1年を切ったということもあり、東京2020大会で実際にトライアスロンの競技会場となる、お台場を舞台にチャレンジが行なわれた。

今年のチャレンジは、スイム、バイク、ランの3つの競技でゴールを目指す「エボルタNEOトライアスロン」
エボルタNEOトライアスロンは、8月15日から18日にかけて開催される「東京2020大会トライアスロン競技」のテストイベント(ITUオリンピッククオリフィケーションイベント)会場を借りて行なわれた

 正午にお台場海浜公園の海をスタートしたエボルタNEOくんは、スイム150m、バイク4km、ラン1kmの合計5.15kmを走破。目標タイムが1時間45分1秒以内だったのに対し、1時間26分40秒の好タイムでゴールした。

2019年8月7日正午にスイム(水泳)からチャレンジがスタートした
多くの撮影クルーが見守る中、順調に進んでいく
150mのスイムを終えたエボルタNEOくんを開発を務めたロボットクリエーター・高橋 智隆氏がすくい上げ、スイムからバイクへのトランジションへ走る
スイム用のエボルタNEOくんからバイクに乗るエボルタNEOくんにチェンジする
今回のチャレンジではエボルタNEOくんは3体登場したが、その動力は単三形乾電池「エボルタNEO」2本のみを使用。スイム用のエボルタNEOくんから丁寧に電池を取り出す
バイクに乗るエボルタNEOくんにエボルタNEOが無事取り付けられた
お台場海浜公園をスタートし、デックス東京ビーチのウッドデッキなどを抜け、お台場の街へと進んでいく
お台場海浜公園駅と東京テレポート駅を結ぶ東京テレポートブリッジなども通っていった
4kmのチャレンジを終えたエボルタNEOくん。続いてはラン用のエボルタNEOくんにチェンジだ
バイクに乗るエボルタNEOくんからエボルタNEOを取り外し、ラン用のエボルタNEOくんに取り付ける
同じように高橋 智隆氏に先導され、エボルタNEOくんが最後のランに挑んでいった
1kmのランも残りわずかとなり、笑みを浮かべる高橋氏とエボルタNEOくん
ついにゴールラインを切ってチャレンジが成功した

 チャレンジ当日は好天に恵まれ、気温は35℃を記録。路面温度は60℃を想定していたとのことだったが、実際には70℃に達するという過酷な環境の下、大きなトラブルもなく無事にゴールまでたどり着くことができた。

ゴール後に安堵の表情を見せる高橋氏。チームクルーと喜びを分かち合った
歓喜の表情を見せるチームの皆さん
5.15kmのチャレンジを成功に導いたエボルタNEOくん3体
150mのスイムを泳ぎ切ったエボルタNEOくん
4kmをバイクで走破したエボルタNEOくん
1kmのランを走りきったエボルタNEOくん
タイムは1時間26分40秒という好タイムだった

元トライアスロン日本代表選手からメダル授与、エボルタNEOくんの走りについて解説も

 パナソニック コンシューマーマーケティング ジャパン本部 本部長・河野 明氏は「灼熱のお台場で応援いただいた方、映像をご覧になって応援いただいた方、ありがとうございました」とあいさつしつつ、このチャレンジ自体がかなり綱渡りだったことを明かした。

 「2008年に始まったエボルタチャレンジ、そしてエボルタNEOのチャレンジは、電池としてのエボルタの力を皆様に知っていただくことが目的ではありますが、挑戦し続けるということがこのイベントの本当のコンセプトです。

 2月くらいからこの企画がスタートしましたが、最終的にこの会場を借りられることになったのはほんの数週間前でした。ここは来週から国際トライアスロン連合が開催するオリンピック前のプレイベント会場を使わせていただいていますが、港区の皆様や港湾局の皆様方にもご許可いただいてやっとギリギリ間に合いました」(河野本部長)

パナソニック コンシューマーマーケティング ジャパン本部 本部長・河野 明氏

 また、今回のチャレンジはニコニコ生放送や、YouTubeパナソニック公式チャンネルで中継されたが、その解説は元トライアスロン日本代表・田山 寛豪氏が担当。ゴール後には、特製のメダルを田山氏がエボルタNEOくんに授与した。

 田山氏はエボルタNEOくんの走りについて、以下のようにコメント。

 「スイムから上がったときに予定通りだなと思いましたが。バイクでは結構転んだのですごく心配しました。しかし後半の走りと開発した高橋さんのペース配分がすごくよかったと思います。スイム、バイクをやった後の走りじゃなかったです。いいものを見せていただきました。日本のトライアスロン選手もこれを見て、お前ら諦めるな、あと1年あるぞ、頑張れと私は伝えたいと思います」

エボルタNEOくんにメダルを授与する元トライアスロン日本代表・田山 寛豪氏
元トライアスロン日本代表・田山 寛豪氏
金・銀・銅の3色で作られたという特製メダルを首にかけるエボルタNEOくんたち

 2008年のエボルタチャレンジ開始時からエボルタくん、エボルタNEOくんの開発を担当してきたロボットクリエーター・高橋 智隆氏が今回も開発を担当し、エボルタNEOくんの伴走者も務めた。

 「エボルタチャレンジを当初から一緒にやっている10年来の信頼おける仲間達と侃々諤々しながら、ギリギリのところで開発を続けて、無事にこの大きな目標を達成できました。また絆が深まり、より困難なチャレンジをしたくなってしまうという感じでこの10年(以上)やってきました。

 偶然居合わせた人もそのまましばらくついて応援してくれるなど、皆さんから愛されるチャレンジになり、本当にありがとうございました。この疲れを取った後に、さらなる大きな夢、チャレンジをみんなと一緒に考えていきたいので今後とも応援よろしくお願いいたします」(高橋氏)

これからもチャレンジを続けていきたいと語るロボットクリエーター・高橋 智隆氏
帽子を放り投げる恒例のポーズで有終の美を飾った
最後は観覧者も含めた記念撮影が行なわれた