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シャープ、スムージー作りのほか食材の真空保存もできる「ヘルシオ 真空ブレンダー」

 シャープは、スムージーや食材を真空保存できる「ヘルシオ 真空ブレンダー EM-SB1A」を、4月25日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は40,000円前後(税抜)。

ヘルシオ 真空ブレンダー

 容量1,500mlの真空ブレンダー。真空ポンプを搭載し、運転スタートするとまず容器から空気を抜き、真空状態にしてから食材を撹拌する。食材の酸化の原因となる酸素を減らした状態で撹拌するため、同社従来ブレンダーと比較して栄養成分の酸化が抑えられるという。りんご100gあたりでは、ポリフェノールの残存量が約40%も多く残ったとしている。

 モーターの回転数は約15,000回/分。ステンレス6枚刃と450Wのパワーで、食材をしっかり撹拌するという。真空状態で混ぜることで泡立ちも少なくなり、飲み心地の良い濃厚なスムージーが楽しめるという。

上部に真空ポンプを備える
操作部。自動運転すると、撹拌前にまず容器から空気を抜く
ステンレス6枚刃は外せる
空気を抜き真空で撹拌したスムージー(左)と、空気を抜かずに作ったスムージー(右)
マシュマロを入れて真空状態にした容器
フタを開けて空気が入るとマシュマロがしぼむ
真空状態の容器に空気が入ってマシュマロがしぼむ様子

 作ったスムージーは、付属のドリンクボトル(容量700ml)に移し替えて保存可能。ドリンクボトルに移し替えた後も、真空ボタンを押せば再度空気を抜けるため、スムージーの作り置きもできる。

 夜作ったスムージーを冷蔵庫で真空保存すれば、忙しい朝でも手軽にスムージが楽しめるという。なお、調理24時間後のスムージーのビタミンC残存量は、ドリンクボトルに移し替えて真空保存した場合、従来のブレンダーよりも約2倍多く残るとしている。

 また、食材を真空状態にできる保存容器も、3サイズ(S/M/L)付属。容量は順に、500ml/800ml/1,400ml。保存容器では撹拌を行なわず空気を抜くことだけでき、真空状態だと食材に味が染み込みやすくなるため、マリネやピクルスなどもスピーディーに作れるという。ドリンクボトル、保存容器、ブレンダー容器はいずれも、軽くて丈夫なトライタン素材を採用。

保存用のドリンクボトルのほか、食材を食材を真空状態にできる保存容器が3サイズ付属
真空状態だと食材に味が染み込みやすくなるため、マリネやピクルスなどもスピーディーに作れるという
保存容器から空気を抜くときに使うスタンドが付属する

真空で撹拌したスムージーは濃厚ながらも飲みやすい

 実際に、真空保存あり/なしのグリーンスムージーとオレンジジュースを、それぞれ飲み比べてみた。いずれもヘルシオ 真空ブレンダーで作っており、撹拌前に空気を抜いて真空状態にしたものと、空気を抜かずに作ったもの。

 グリーンスムージーは見た目でもわかるとおり、真空ありは鮮やかな緑色をしているが、真空なしは泡が立って白っぽくなっている。試飲してみても、真空ありは濃厚ながらもサラッとししていて飲み心地が良い。一方真空なしは、泡が立っているためドロっとしていて飲みにくい。味もぼんやりしていて、真空ありのときのような濃厚さはなかった。

 オレンジジュースは、オレンジの果肉を絞った100%ジュースを試飲。こちらも見た目は、真空ありが鮮やかなオレンジ色で、真空なしは白っぽく泡立っている。味も真空ありの方が濃厚だった。

グリーンスムージー。真空あり(左)は色が鮮やかだが、真空なし(右)は泡立っていて白っぽい
オレンジの果肉を絞った100%オレンジジュース。こちらも真空あり(左)の方が、真空なし(右)よりも濃厚。泡立っていないため、口当たりもサラッとしていて飲みやすい

 なお氷の使用は、容器に液体を入れた状態であれば可能。氷を入れたスムージーも作れる。

 本体サイズは、168×289×351mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約3.4kg。消費電力は450W。カラーはレッド系、ホワイト系の2色。

スムージーのほかスープづくりなどにも活用できる

 下位機種として、保存容器を省略し、1,500mlのブレンダー容器と700mlのドリンクボトルのみ付属する「EM-SB1」も同時に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は35,000円前後(税抜)。カラーはホワイト系1色。

1,500mlのブレンダー容器と700mlのドリンクボトルのみ付属する「EM-SB1」。カラーはホワイト系1色