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東芝、HEMS事業の終息に伴いクラウドサービス「フェミニティ倶楽部」も終了

 東芝ライテックは、2019年3月のHEMS事業の終息およびHEMS機器の新規販売の終了に伴い、会員向けHEMSクラウドサービス「フェミニティ(FEMINITY)倶楽部」を、2020年12月に終了することを発表した。サービス終了後は、機器の操作や電力の見える化、電力データ履歴のダウンロードなど、すべての機能が利用できなくなる。

ITホームゲートウェイ「フェミニティ」(2006年撮影)

 フェミニティ倶楽部は、2002年より提供している会員向けのクラウドサービス。ホームゲートウェイとネットワークでつながれたスマート電力量メーターやエネルギー計測ユニットのデータの蓄積と見える化、各家電機器(エアコン、照明、床暖房など)の制御ができる。

 同社は2019年3月29日に、HEMS事業を終息し、HEMS機器の新規販売も終了予定としている。フェミニティ倶楽部も2020年12月をもって終了し、全コンテンツを消去するという

 なお、同社HEMS機器を使用しており、今後もクラウドサービスを利用したい場合は、条件を満たしていれば同社のクラウドサービス「うちコネ」が利用可能。家庭内のエネルギーの見える化や、エアコンや照明など家電のスマホ操作に対応する。

 うちコネの利用条件は、ホームゲートウェイ機器「HEM-GW13A」「HEM-GW16A」「HEM-GW26A」を使用していることで、HEM-GW13Aにおいては2020年3月までにうちコネに対応予定としている。なお。新規でHEMS機器を購入する場合は、2019年3月までに購入するよう呼びかけている。

うちコネに対応するホームゲートウェイ機器「HEM-GW16A」
うちコネ構成イメージ