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クラウドファンディングで大人気の、ベビー用品や野菜の農薬落としにも対応する超音波洗浄機「SONIC SOAK」が一般販売開始

 クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で、歴代最高の1億1,700万円の調達に成功した次世代超音波洗浄テクノロジー「SONIC SOAK(ソニックソーク)」の一般販売が開始された。

【更新】2020年より、Earth Shipによる同製品の独占販売契約は解消となりました(2022年8月16日/編集部)

超音波洗浄機「SONIC SOAK」

 SONIC SOAKは、1秒間に5万回の超音波を発生させ、超音波振動によって、水のなかに作り出される超微細な泡が弾けるときのパワーを使うことで、目に見えないレベルの汚れまで弾き落とす製品。米クラウドファンディングの「Ingigogo」でも、目標額に対して、9,500%以上となる約1億9,000万円を調達したことも注目を集めていた。

 洗面台やシンクなどに水を貯めて、電源につないだSONIC SOAKの洗浄部を水の中に入れて、洗浄したいものを水に浸し、あとはタイマーをセットしてスタートボタンを押すだけで超音波による洗浄が始まる。

本体部は、コンセントに差し込んで利用。タイマー設定ができる
1秒間に5万回の微細な超音波を発生させ、水に浸せるものであれば、ほぼすべてのものの汚れを、元の元から落とせるという

洗いたくても洗えなかったものを洗浄、ベビー用品や野菜の農薬、ネクタイにも対応

 メガネや貴金属などの小さいものであれば約7分。セーターの首汚れなどの場合は約15分程度で洗浄できる。多くのものは洗剤を使わなくてもいいが、皮脂汚れや油汚れなどの洗浄の場合には洗剤を使うことを薦めている。

 メガネや貴金属の洗浄のほかに、あまり洗剤を使いたくないベビー用品や子供用の玩具、布製品についたソースや醤油の汚れ、シルクをはじめとする洗濯機では洗いづらい衣服やネクタイなどの洗浄のほか、野菜や果物の表面に残った残留農薬や農薬ワックスの除去といった用途や、歯ブラシやカミソリ、メイク道具、スマホケースなどの洗浄にも利用できるとしている。

メガネや貴金属の清浄にも利用できる
ソースをこぼした衣類やタオルなども洗える
野菜や果物の残留農薬を落とすといった使い方も可能だ
レタスでは74%、ブロッコリーでは70%、いちごでは25%の残留農薬があると言われている

手のひらサイズで旅行先にも持ち運べる

 また、一般的な洗濯機に比べて、10分の1の消費電力で稼働し、水も2%以下の使用量で済むため、環境にもやさしい点も訴求。人間の可聴域を超えた超音波を使っているため、稼働時の音も静かだ。

 さらに、洗浄部は、3.5×7cmという手のひらに収まるコンパクトサイズとしており、ステンレススチールを採用することで、重量も119gと軽量化。ACアダプターを兼ねた本体部は、7×12×5cm(幅×奥行き×高さ)となっており、これを含めても398gであるため、自宅での利用だけに留まらず、旅行先にも持ち運んで利用できる。

 販売価格は、17,800円(税込)。Amazonや楽天、ヤフーショッピング、Qoo10、AppBank Store、Wowma!などを通じたネット販売のほか、ビックカメラの店舗でも12月から販売する予定。2019年には、蔦屋家電や東急ハンズ、ヨドバシカメラなどでも販売する予定だという。

洗浄部は手のひらサイズ

 主なターゲットは、衛生面が気になる人や、子供がいる家族、健康意識や美意識、清潔感に高い意識を持つママ層を中心とした女性層とした。クラウドファンディングに申し込んだ人の多くがママ層だったこと、これらの層からのSNSなどを通じた発信力や誘因力を活用する狙いもある。