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シャープ、「ネコちゃんおまかせ運転」対応の空気清浄機、ワンちゃんおまかせも
2018年10月11日 11:00
シャープは、犬や猫向けのペット専用運転に対応した「プラズマクラスター加湿空気清浄機」4機種を、11月15日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は55,000円~130,000円前後(税抜)。
無線LAN経由でスマートフォンと連携できる加湿空気清浄機。AIoTクラウドサービス「COCORO AIR」に対応し、各家庭の生活パターンを学習して最適な運転に自動で切り替える点が特徴。アプリでは本体を操作できるほか、キレイにした空気の量、フィルターの最適な交換時期の目安まで知らせてくれる。
学習機能は、本体の各種センサー(温度/湿度/照度/ホコリ/ニオイ)の情報や、スマートフォンの位置情報をもとに、ユーザーの起床や外出など毎日の生活リズムを学習・分析する。
例えば、朝食時には脱臭運転を強め、外出中の不在時には集中的に空気清浄、帰宅前に加湿運転をオン、就寝時は静音運転をするなど、生活パターンを学習して運転を自動で切り替える。使い続けることでより賢く運転できるようになり、空気浄化性能を最大限に発揮できるとしている。
「ワンちゃん/ネコちゃんおまかせ運転」でニオイを強力に浄化
また新たに、犬や猫向けの「ペット専用運転」に対応。スマートフォンアプリ「COCORO AIR」からのみ選択できるモードで、「ワンちゃんおまかせ運転」と「ネコちゃんおまかせ運転」を用意する。同運転では、ニオイセンサーの感度をアップさせ、プラズマクラスターの放出を強化。ニオイを強力に浄化するという。
犬や猫の特性に合わせた運転も特徴。「ワンちゃんおまかせ運転」では、暑がりな犬の性質を踏まえ、前ルーバーを開いてスイング運転する。
一方、「ネコちゃんおまかせ運転」では、寒がりな猫の性質を踏まえ、前ルーバーを閉じて風が当たらないように運転する。また、猫が空気清浄機の上に乗ってしまうという声が多いことから、同モードで運転する際は、アプリからチャイルドロックをONにするか通知が届く。猫が本体に乗ってしまった場合の誤操作を防ぐという。
最上位モデル「KI-JP100」に搭載されている独自イオン「プラズマクラスターNEXT」は、新たな効果として「排せつ物」の消臭効果を実証。イオン濃度は約50,000個/cm3でスピーディーに空気清浄でき、ペットと暮らす飼い主の悩みの一つである、洗えないソファやカーペットも消臭するとしている。
このほかアプリでは、飼い主が不在中に留守宅のペットのいる部屋の温湿度をスマートフォンに知らせる「みまもり」にも対応。同社のスマホ連携エアコンを使用している場合、室温が高ければアプリからエアコンの設定温度を変えるといった使い方も可能。
いずれの機種も、スマートスピーカーによる音声操作にも対応する。スマートスピーカーは、Googleアシスタント、Amazon Alexa、LINE Clova搭載モデルと連携できる。
フィルターは3層構造で、「抗菌・防カビ ホコリブロックプレフィルター」、ニオイに加えて有害ガスも低減する「ガスもと~る脱臭フィルター」、0.1~2.5μmの微粒子を99%キャッチする「静電HEPAフィルター」を備える。手入れ面では、プレフィルターのホコリを自動掃除する「自動掃除パワーユニット」を引き続き搭載。ダストボックスのゴミ捨て頻度は約6カ月に1回としている。
KI-JP100の適用床面積は、空気清浄時が46畳まで、プラズマクラスターNEXT放出時が約23畳、加湿空気清浄時は26畳まで。空気清浄時の最大風量は10m3/分、8畳を清浄するのに掛かる時間は約6分。加湿用の水タンク容量は約4.3L。最大加湿量は930ml/時。最上位モデルのみ人感センサーを搭載する。
本体サイズは、427×371×738mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約17kg。消費電力は最大95W。カラーはホワイト系。
このほか、イオン濃度が約25,000個/cm3の「プラズマクラスター25000」搭載モデル3機種は、空気清浄時の適用床面積34畳「KI-JX75」、31畳「KI-JS70」、23畳「KI-JS50」をラインナップ。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、83,000円前後、65,000円前後、55,000円前後(税抜)。