ニュース

三菱重工、スチームファン蒸発式やエアコンと連動して湿度調整ができるハイブリッド式などの加湿器「roomist」2018年モデル

 三菱重工冷熱は、同社製エアコンと連動して湿度調整のできるハイブリッド式など、加湿器「roomisut(ルーミスト)」の2018年モデル全8機種を9月1日から順次発売する。チームファン蒸発式は5機種で、価格が19,000円~61,000円、ハイブリッド加熱気化式は3機種で、価格は30,000円~40,000円(ともに税抜)。

スチームファン蒸発式加湿器5機種

スチームファン蒸発式「SHE35RD」
スチームファン蒸発式「SHE120RD」

 スチームファン蒸発式加湿器は、水に含まれるミネラル分などが堆積して付着するを抑えるイオンフィルターを標準装備。またプラズマイオンを放出することで、ウイルスや浮遊菌を抑制する「とびだし除菌」、特殊フィルターで細菌やカビをキャッチして抑制する「つかまえ除菌」を合わせた「プラズマW除菌」機能を搭載する(350mlタイプはつかまえ除菌のみ)。

 加湿時は、蒸発布の吸い上げた水だけをヒーターで加熱して蒸発させる独自方式を採用しているため、万が一転倒しても熱湯がこぼれず、ヤケドの心配がないという。運転開始から約1分で立ち上がるほか、350mlタイプは、最大消費電力250W、運転音27dBと、同じ方式・加湿能力の製品のなかで、最も電力消費が少なく静かだとしている。

 また、加湿水の残量が確認できる水位窓や、デジタル表示部分の輝度調節機能が追加されたほか、アロマオイルを入れるトレーが復活した。

 加湿能力350ml/hタイプの「SHE35RD」は、適用畳数が6/10畳(木造和室/プレハブ洋室)、タンク容量が約2.8L、カラーはピュアホワイトとブラックの2色、価格は19,000円。国内唯一となる同600ml/hタイプ「SHE60RD」は、適用畳数が10/17畳(同)、タンク容量が約4L、カラーはピュアホワイトとブラックの2色、価格は25,000円。同1,200ml/hタイプの「SHE120RD」は、適用畳数が20/33畳(同)、タンク容量が約5L×2、カラーはクリアホワイトのみ。

 また加湿能力350ml/hタイプ、同600ml/hタイプは、本体カラーに純白と漆黒の2色を採用したAmazon.co.jp限定モデルが展開される。

Amazon.co.jp限定モデルのスチームファン蒸発式加湿器(10畳向け)

エアコンと連動、ハイブリッド加熱気化式加湿器3機種

 ハイブリッド加熱気化式加湿器は、いずれもプラズマW除菌機能を搭載し、水を含んだフィルターにファンで風を当てて加湿する「気化式」と、水を含んだフィルターに温めた温風を当てて加湿する「加熱気化式」を組み合わせたもの。湿度が低いときは加熱気化式で素早く加湿し、設定湿度になると気化式に切り替わることで、消費電力を抑えながら、加湿量を調整できるという。さらに「エコ運転」では、ヒーターをオフにするため、消費電力は通常運転時の約90%減になるという。

 ハイブリッド加熱気化式加湿器の全機種は、三菱電工サーマルシステムズ製ビーバーエアコン「SRK-SWシリーズ」5機種、「SRK-RWシリーズ」5機種との、連動運転機能を搭載。エアコンのセンサーが検知した湿度に基づき、加湿器へ運転・停止の信号が送られることで、設定湿度をコントロールできる。

 加湿能力500ml/hの「SHK50RR」は、適用畳数が8.5/14畳(木造和室/プレハブ洋室)、価格は30,000円。700ml/hの「SHK70RR」は、適用畳数が12/19畳(同)、価格は34,000円。850ml/hの「SHK90RR」は、適用畳数が14.5/23.5畳(同)、価格は40,000円。いずれもタンク容量は約4.5Lで、、カラーはクリアホワイト。

ハイブリッド加熱気化式加湿器
ビーバーエアコンと連動運転が可能