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カレーの老舗「デリー」、バルミューダの「BALMUDA The Curry」をマンスリーカレーとして提供
2018年5月18日 00:00
カレーの老舗・デリーとコラボしたカレー「BALMUDA The Curry」の夏らしい食べ方
バルミューダは2003年に東京で設立された会社。2010年に発売された扇風機「GreenFan」が、特許技術の羽根や初のDCモーター搭載で、話題になった。2015年にはキッチン家電分野に参入し、独自のスチーム技術を採用した「BALMUDA The Toaster」を発売。2017年には蒸気の力を活用した炊飯器「BALMUDA The Gohan」、シンプルな機能性とデザイン性が高いオーブンレンジ「BALMUDA The Range」を発表している。
今回行なわれたイベントについて、バルミューダ 代表取締役社長・寺尾 玄氏は「みなさんと一緒に美味しいものを食べよう、という意図で企画したものです」と、いわゆる新製品発表会ではないこと説明した。
ふるまわれた料理は「バルミューダが贈る“素晴らしい夏”のご提案」というテーマで、カレーの老舗・デリーとコラボしたカレーだ。デリーで実際に働いているスタッフたちが厨房でカレーを作っていた。バルミューダは、カレーの老舗・デリーとコラボしたレトルトカレー「BALMUDA The Curry」も販売している。寺尾社長は、なぜカレーに強いこだわりがあるのか、次のように語った。
「今まで一番美味しかったものの1位は、高校を中退して旅をしていたときに、スペインのロンダというところで疲れ果て、不安な中で売ってもらった焼きたてのパン。すごく美味しくて、複雑な気持ちがあふれて号泣しました。食べ物は食べてもなくならず、体の中にエネルギーが移動しているとことを実感しました。あのときの思いがバルミューダのキッチンシリーズにつながっています。
2位は父親が作った冷奴です。幼い頃に両親が離婚し、貧しいなか、弟と3人でキャンプのような生活とを送っていましたが、今思い出すと楽しい日々でした。豆腐なのですぐおなかは減るけれど、とりあえず満腹になった冷奴の味が忘れられません。ただ、これはもう思い出の中でもレジェンドで、再現はできないものです。
大人になってから、もっとも素晴らしいと思ったのはデリーのカレーです。週4回食べていた時期もあり、持ち帰れるレトルトの存在を知ってから、家でも食べるようになりました。そして、食べているうちにいろいろ試したくなって、デリーの代表である田中社長に直談判させていただき、試行錯誤してできたのがBALMUDA The Curryです」
デリーの代表である田中源吾さんも登壇。「BALMUDA The Curry」について、「寺尾さんは迫力があって、強引でした(笑)。炊飯器を持っていらしたんですよ」と、開発秘話を明かす。
「優しく始まって、あとでガツンと辛さがきて、後味がすっきりというのが美味しいカレーの鉄則ですが、BALMUDA The Curryはデリーのカレーにあるものを加え、それを再現しています」と語った。
実際にふるまわれたBALMUDA The Curryを試食してみたところ、最初はそれほど辛いと感じないのだが、後から汗が出るほど辛さを感じる。しかし、サラッとしていてしつこくなく、胃にもたれず、するすると喉を通っていく。
ごはんは「BALMUDA The Gohan」で炊いたしゃっきりとしたごはんで、これもよく合うのだ。夏らしく、ごはんにはトマトや青唐辛子、スライスアーモンドが乗っていたが、これらの具材で味の変化を楽しむことができた。
ほかにも、ポテトチップにシュレッドチーズとチェダーチーズを載せて、「BALMUDA The Toaster」で焼いた「チーズ&チップス」は実演が行なわれた。チーズを載せて加熱するだけだが、ポテトチップがパリッとして香ばしく、とろりとしたチーズとのコントラストが抜群だ。手軽にできるので、家庭でもおやつやおつまみに活用できそうなメニューだ。
デザートはに、クッキーを「BALMUDA The Range」で焼き上げ、真ん中にアイスクリームをはさんだ「クッキーアイスサンド」。クッキーがサクサクで、ほのかな塩加減とアイスクリームの甘さがマッチしていて、とても美味しい。
寺尾社長は、「私たちの体は食べ物で作られています。21世紀になったといっても、いまだに人類は食べ物を発明することができず、栄養となるものを自ら作り出すことはできていません。生き物が食べるものは生き物だけ。これからも、食を大事にしていきたいと考えています」と語った。
なお、老舗カレー店・デリー3店舗(デリー上野店、デリー銀座店、デリー東京ミッドタウン店)において、2018年6月1日から30日まで、マンスリーカレーとして「BALMUDA The Curry」が提供される。
バルミューダのタブロイド紙「SUMMER PEOPLE」夏号
バルミューダは、タブロイド紙を定期的に発行している。寺尾社長は2018年夏に発行される「SUMEER PEOPLE」について「最高の出来だと思います。ブルーハーツの歌詞をお借りして、人生の姿勢をこのページに込めることができました。それから、単に家電の紹介をしているだけではありません。素晴らしいと思うのは料理があるからです」と胸を張る。
今回、ふるまわれたサマーカレーや、チーズ&チップス、クッキーアイスサンドのレシピのほかに、バルミューダのキッチンシリーズで作る、夏を楽しむレシピが多数紹介されている。レシピだけでなく、カラフルで美味しそうな写真も盛りだくさんだ。
こちらのタブロイド紙は無料。BALMUDA会員に送付されるほか、BALMUDA The Kitchen松屋銀座(東京)、阪急うめだ本店7階キッチンファブリック内(大阪)、二子玉川蔦屋家電(東京)、THE CONRAN SHOP各店、CIBONE、関連イベントで受け取ることができる。