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乳幼児のイヤイヤ期、一番ストレスを感じているのはワンオペ育児の専業主婦

 博報堂こそだて家族研究所と博報堂発の次世代育児アイテム「Pechat」(ボタン型スピーカー。ぬいぐるみに取り付け、専用のアプリを操作することで、ぬいぐるみがしゃべっているように感じさせる)開発チームは、乳幼児のイヤイヤ期を研究する「イヤイヤ研」を発足、「イヤイヤ実態調査」を実施した。調査によるとイヤイヤ期のピークは2歳で、一番ストレスを感じているのは「平日の協力者がいない」「専業主婦」の母親だという。調査は、2017年9月にインターネットで行なわれ、調査対象者は0~5歳児を持つ男性・女性合わせて9,250人。

 0~5歳児のいる母親・父親に「現在イヤイヤ期だと思うか」を聞いたところ、1歳後半で56.8%となり、2人に1人がイヤイヤ期に突入することがわかった。最も高かったのは2歳前半で77.3%、次いで2歳後半の72.3%となり、イヤイヤ期のピークは2歳であることわかった。3歳後半で50%を下回り、その後は減っていくものの、5歳でもまだ約4人に1人にはイヤイヤ期だと認識されている。一方で、2歳児全員がイヤイヤ期であるわけではなく、約4人に1人はイヤイヤ期ではないことも判明した。

 次にイヤイヤ期の子供がいる母親・父親にストレス度を聞いたところ、10点満点中8点以上だと答えた母親は39.7%、父親は24.3%となり母親の方がストレス度が高いことが分かった。また母親の中でも、専業主婦の方が40.8%と、フルタイムワーカーの35.5%よりストレスを感じていた。今回の調査の中で最もストレス度が高かったのは、平日の協力者がいない母親で、45.1%が高いストレスを感じていた。

 そのほか、イヤイヤ期のストレスに子供の性別は関係ないという結果も出ている。双子や多胎児の場合、ストレス度は45.5%と高かった。また、何番目の子供かという切り口では第一子と第二子は同スコア、第三子でやや低くなるという結果だった。

 子供達のイヤイヤが実際にどんな時に、どんな場所で起こっているかについて、母親1,200人に聞いたところ、1位はリビング、次いで、食卓、お店(物販店)という結果になった。また、イヤイヤが発動して困る場所として挙げられたのはお店、飲食店、食卓という結果になった。

 イヤイヤ研では、乳幼児のイヤイヤ期の実態や親の意識・行動などを研究し、調査で得た情報の発信、イヤイヤ期の子供を持つ親をサポートする製品開発を進めるとしている。