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消費者庁、子供の歯磨き中の喉突き事故などを注意喚起

 消費者庁および独立行政法人 国民生活センターは、子どもの歯磨き中の喉突き事故などに注意するよう呼びかけた。

 歯ブラシをくわえたまま転倒し、喉を突くなどの事故情報が、医療機関から寄せられているという。2010年12月から2016年12月末までの間に、6歳以下の事故情報が139件報告され、そのうち3歳以下が124件を占めるという。

 歯ブラシが口の中に刺さって入院するなどの事故も報告されていることから、保護者は注意が必要だとする。

年齢別の事故件数の分布と、受傷要因別の比率

 また、歯ブラシによる喉突き事故などを防止するため、特に事故が多い1歳から3歳頃の子どもが自分で歯磨きをする際は、以下のことに注意する。

1 保護者がそばで見守り、床に座らせて歯磨きをさせましょう。子どもが歯ブラシを口に入れたり、歯ブラシを手に持ったまま歩き回ると、転倒して怪我をする危険があるので、気を付けましょう。
2 子供用歯ブラシは、喉突き防止カバーなどの安全対策を施したものを選びましょう。
3 保護者が仕上げ磨きする際は、子ども用歯ブラシは、キレイにする効果が不十分なので、仕上げ用歯ブラシを使いましょう。ただし、仕上げ用歯ブラシは、喉付きなどの危険性が高いため、子どもには持たせず、子どもの手の届かない場所に置きましょう。
4 歯ブラシだけでなく、箸やフォークなど、喉付きの危険性のある日用品も、口に入れたまま歩いたり、走ったりさせないようにしましょう

子どもには、喉突き防止対策を施した歯ブラシを使わせましょう